
『タラレバに真実はない』
ますぶちStyle/宝石箱の片隅
「Nightcap=73
ジュエリービジネスのスクラップ&ビルド(8)」
先日メーカーの経営者のかたとお話しした時のこと。
「センセイ(一応対外的にはセンセイで通っているようだが深い意味はない)、我が社も従業員教育に力を入れレバと思っています。今は日常業務が手一杯だし、売上も伸びていないので、そのうち業績が回復し余裕が出来タラ是非ご指導お願いします」
という主旨の発言だった。
その時はいつでもお声を掛けて下さい、と返事をしておいた。
この経営者、本末転倒の発想をしているから、
私にアプローチしてくることはまず無い。
自社の状況を考えたらこんなノーテンキな発言はできないはずだ。
売上が伸びず、従業員のモチベーションが下がっているなら、
「予算は充分ではないが、従業員を宝にしたいので今すぐにやりたい」
と言ったニュアンスの発言が何故できないのか。
私が適任かどうかは別にして、
いの一番にやらなくてはいけないことだろう。
バブルを経験した経営者は
とかくこのような発想をするから始末に負えない。
タラとかレバは実現しそうもないことに、
希望的観測として使うことが多い。
先日も書いたが、今一番やらなければならないのは、
従業員のレベルアップである。
ここを疎かにした企業がダメになっていったケースは
いやというほど見てきた。
バブルが弾けて23年、
いつまで経っても根本的な課題を理解できないと、
生き残る事は先ず無理だろう。
こんなところに経営者の貧困さが露呈する。
可哀想なのはこのような企業で働いている従業員だなぁ!!!!