ますぶちStyle/宝石箱の片隅
「Jewellery Column=55」
『均一化、同質化するジュエリーにどう対処するか』



最近の傾向として、
ウォッチの世界では高額バージョンの動きが
加速しているけれど、
国内の3大メーカーのデュフュージョンラインにも、
ちょっとした上向き傾向が見られるようだ。


海外ブランドばかりが幅を利かせている中で、
これは大変良い傾向であろう。


一方ジュエリーはと言えば、
相変わらずブライダル偏重は変わらず、
この傾向が続けば
毎回云っているように、
将来的には
自分の首を絞めることになるのは明白だろう。


しかし他に選択肢がない現状では、
何を言っても聞く耳は持てない。


低価格帯のアクセサリーについては、
自社ブランドだけは
オリジナリティが高いと自負していても、
周りを見渡せば、
同じような素材、デザインがひしめいている。


コンシューマーにとって、
何ら差別化のつかない
同質化、均一化の商品が、魅力的に映るとは
どうしても思えない。


商品以外の価値観を
どのようにして訴求するかが
一つのポイントになってくるけれど、
それは店のイメージであり、
販売の質の高さになるだろう。


特に同質化、均一化の傾向が
顕著な市場においては、
販売員の質を向上させることが
大きな課題であるが、
なかなかここにメスを入れることが出来ない。


恐らく大半の小売店が、
パートやアルバイトに頼っている現状では
無理からぬことなのだ。


しかし、
この先少なくとも3~5年を想定した時に、
販売員の質の差が
モノを云ってくるだろう。


経営者はこの点を
決して見逃してはならない。


コンシューマーの視点は
決して甘くはないのだから。