
ジュエリーの歴史を学ぼう(3)
「古代ギリシア」

この2つのネックレスの画像は
とても良く似ていますね。
左は
現在のウクライナを中心に、
紀元前8世紀~紀元前3世紀にかけて
活動していた
遊牧民族スキタイ人の作ったものです。
右のネックレスは
紀元前6世紀の頃のもので、
黒海沿岸を中心に
バルカン半島東部から
トルコの一部にかけて栄えた
トラキア人の作ったものです。
勿論
位の高い王かそれに近い高官が
身につけていたものでしょう。
スキタイとトラキア、
どちらの国も
「金」が豊富に産出していました。
そして
この2つのネックレスのデザインからは
古代ギリシアの影響が伺えます。
古代ギリシアは、
国こそ小さいですが、
文化・芸術のレベルが高く、
特にジュエリーの技術は
素晴らしいものがありました。
現在私たちが
何のフシギもなく使っている
ジュエリーの技術は、
古代ギリシアの時代に
完成されたものが多くあります。
グラニュレーション(粒金)、
フィリグリー、
チェイシング、
レポゼなどです。
彼らは
エーゲ海周辺やアナトリア半島、
黒海、イタリア半島周辺
などの各地に植民地を作り、
彼らの作り出す
ジュエリー技術を広めていきました。
古代ギリシア国家は
美術や建築のみならず、
ジュエリーでも
素晴らしい仕事をしていたのです。