『芸術は模倣によって高められる』


外国の美術館に行くと、
名画の前で
スケッチやデッサンをしている光景に
ぶつかる。

日本では絶対に見られない光景である。

何事によらず、
芸術はこうした模倣から始まる
と言って良い。

先人の達した
高いレベルの境地に少しでも迫りたい。

いやそれを乗り越えたい。

そのためには
筆致や技巧など、
自分の目に見えところから
勉強する以外にないのだ。

宝飾品業界には
むかしから「パクリ」という言葉があって、
これは云ってみれば
単なる盗作に近いもので、
何ら評価できるものではない。

しかし
はじめは同じ視点に立っているのだ。

それを乗り越えられるかどうかは
本人の意志と覚悟によるが、
呉々も模倣をバカにしてはいけないし、
その模倣を超えて
オリジナルになる境地にまで、
自分を高める努力はしたいものである。 

画像はデューラーのスケッチだが
どことなくだ・ヴィンチの雰囲気に似ていると
思わないか・・・。
$『ますぶちStyle/宝石箱の片隅』