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『ラフダイヤモンド』

ダイヤモンドは
4Cという評価基準ができたことによって、
多くの人が客観的なデータにより、
ダイヤモンドの価値や価格を
大変大雑把だが、
何となく理解できることになった。
そのことが
宝石やジュエリーの大衆化に繋がったと云える。
しかし私たち業界にかかわる者に取って、
メリットばかりではなくデメリットも同時にある。
また
ダイヤモンドは
限りなく工業製品化してきたことも事実。
4Cを基準に
かなり精密なスペックができ、
条件をいえばたちどころに在庫のチェックができる。
商売人に取って
昔のように利益がとれなくなりつつあるのも、
一つのデメリットかも知れない。

そのような中で、
最近ラフダイヤモンドの存在が
かなりクローズアップされてきた。
この仕掛人は
S貿易の会長なのだが、
彼程の人だからこそ、
ラフダイヤモンドの何たるかを説明できる。
彼は
「宝石は地球からの借り物だから
大切に扱わなければならないし、
いずれは地球に返すべきもの」
と云ったニュアンスの話をする。
これはけだし名言である。
そう云った意識にたてば、
1個たりとてあだや疎かにできない。
ラフダイヤモンドは、
原石そのものだから
人間の手によってカッティングはされていない。
カット技術ができるまでは、
ダイヤモンドがジュエリーなどに用いられる場合、
原石そのものが使われていたのだから
不思議なことではないのだが、
カットに見慣れてしまった私たちは、
ひどく奇妙に見えてしまう。
そしてイメージとして
カットされない原石状態のダイヤは
奇麗ではないと云う印象を持つ。
今回のIJTでブースに立ち寄り、
改めてラフダイヤを
しげしげとみさせて頂いたのだが、
新しい視点の商材として
多いに興味が湧いた。
このラフダイヤモンドを
どのように活用するか、
どのように消費者に理解させるか、
楽しみではある。

$『ますぶちStyle/宝石箱の片隅』