OBJECTION
虎屋と川端道喜
日本を代表する和菓子の老舗である。
この和菓子の2大ブランドは、経営姿勢が全く正反対でありながら
ブランドとしての立場を貫いている。
虎屋は京都から東京に進出し、
恐らく和菓子好きの人なら老人から子供まで知っている。
川端道喜は京都に居続け、知る人ぞ知るといった立場を貫く。
当然の事ながら企業規模は推して知るべし。
どちらの老舗が好きか嫌いかと云った個人の嗜好性はお任せするとして
虎屋は「羊羹」と云う商品がブランドの価値を決定づけている。
私は、お使い物にするとき虎屋の羊羹をよく使う。
頂く方は、虎屋の羊羹は自分ではあまり買った事がないけど・・・と云う。
川端道喜は動機という店そのものがブランドである。
宝飾品もイメージとしてはこれに大変良く似ている。
残念ながら虎屋に匹敵するショップブランドは見当たらないが
これを目指しているところは2、3あるようだ。
最もその店が意識しているかどうかは判らないが・・・。
川端道喜のような、売っている個々の商品よりも
店そのもののイメージがブランドであるというのは
ミキモトを始め何社かあるだろう。
海外のブランドは時代が違ってきたのか
こういった志向をしているところは少なくなりつつある。
店そのものがブランドであるという志向は
経営者や従業員の高邁な理想が重要になってくる。
しかしながら今の時代どれだけ個客が支持してくれるか。
あなたの店はどちらの志向をしたいと思っているだろうか。
