海外のトップコンツェルンと
日本の宝飾品事情
フランスのトップコンツェルン3社の上期売上高
LVMH、エルメス2桁増 PPRもグッチも相変らず好調らしい。
この3つのコンツェルンが好調の背景には、
中国をはじめとする新興国へのシフトがあげられる。
LMVH(モエヘネシー・ルイヴィトン)
全体の売上高102億9200万ユーロ約1兆1200億円。
純利益は13億1000万ユーロ。
営業利益は22億2300万ユーロ。
ブルガリが筆頭の時計・宝飾部門の営業利益は73.5%の伸びという。
エルメス売上高は13億5500万ユーロ。
PPRの売上高は72億1740万ユーロ。
このデータをみる限り、
3社の中では、LMVHが突出していることが解る。
ベルナール・アルノーCEOの手腕は高く評価される。
また、これからは日本ではなく
アジアの新興国を視野に入れた政策が垣間見える。
3年前に行ったマカオが現在どうなっているか解らないが
あの時のホテルベネシアンのショップフロアーは
まさに海外ブランドオンパレードだった事を思い出した。
一時は日本での売上の大半がアジアの観光客だったわけだが
昨年の3.11で完全に地図が塗り替えられた。
最もそれ以前から、インドのムンバイ辺りでも、
海外ブランド進出の兆候はみられていたがね・・・。
すると当然のことながら気になるのは
日本の目抜き通り、銀座や心斎橋の海外ブランドショップの行方。
店頭売りは相変らず苦戦しているようだ。
ここ2、3年で日本からインド、中国を始めとする
アジアへシフトする事は必死だろう。
宝飾品が日本の小売市場を活性化する手だては
相変らず見えてこない。
今回の消費税増税は
これからジワジワと高額品を揺さぶってくる事は間違いない。
駆け込み需要を狙う政策も、デフレが長引けば効果薄。
高級品や高額品は
消費全体が増大傾向にならなければ追いついてこない。
つまりは消費者の精神的な余裕だ。
宝飾品は恐ろしくコンサバティブなのだ。
周りの経済環境から3年は遅れる。
結果は推して知るべしである。
消費税増税によって
宝飾品が好転するまでに更に7年は遅れる。