ニューヨークダイヤモンド街



『ますぶちStyle/宝石箱の片隅』

 

ニューヨークの中心部、


マンハッタンの5番街と6番街を結ぶ47丁目の通り


チェルシー通りは通称ダイヤモンド街とも呼ばれる。


第2次世界大戦時にドイツナチス政権の弾圧を逃れたユダヤ人の


ダイヤモンド業者がこの地に移住した事が始まり。




随分昔の事だが、


私が初めてニューヨーク出張に行ったとき


この地に足を踏み入れて驚いた。


街の両脇には宝石の小売商や卸商の店が建ち並び


ショーウインドーには大小さまざまな宝石やジュエリーが並んでいた。


1区画全部が宝石関係の店や事務所。


こんなスケールの大きいところは日本中探してもない。


 

そのダイヤモンド街がいま岐路に立たされている。


研磨職人の高齢化、中国インドなどの新興勢力の台頭。


5カラット以上の、大粒のダイヤモンド研磨は


ベルギーかニューヨークの独壇場だった。


 

しかし世界的にマーケットが縮小する中


大粒石だけではやっていけない。


このダイヤモンド街にも新興勢力の波が押し寄せ


新しい価値観が生まれようとしているのだ。


 

大衆は常に安いものを求める。


それに順応できなければ、消費者は去っていく。


ビジネスばかりでなく観光地としての要素がなければ


ダイヤモンド街に人は来なくなってしまう。


加えて後継者育成が至難の業だ。


日本ばかりでなく、何処でも状況は同じだ。