宝石たちの1000物語

人に歴史があるように、宝石にもそれぞれの物語がある。1000文字に収められた1000の宝石たちの煌めき。それは宝石の小宇宙。

 

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Brack opal

 


『ますぶちStyle/宝石箱の片隅』

『ますぶちStyle/宝石箱の片隅』


少し小ぶりですが、何とも愛くるしい華やかな印象のオパールです。ちょっとアンティーク風なデザインがピッタリの、どちらかというと若い人向きかも知れません。

 

 

私立探偵稼業-4

 

外出から帰ると、留守電のランプが点滅していた。

 

俺はコーヒーサイフォンにスイッチを入れると、留守電を再生した。

 

「ちょっとご相談があります。これから伺います」

 

これからって時間が入っていないじゃないか。

 

と呟いたところにドアのブザーが鳴った。

 

 

「突然で申し訳ありません。

 

実は内聞で探して頂きたいものがあるんです」

 

この女性はかなり強引だ。

 

俺の都合なんてはなから無視して自分のことだけを考えている。

 

しかし、とびっきりの美人だ。

 

歳の頃なら35前後と云ったところだろう。

 

全体にスリムだが、出ているところは出ており、

 

引っ込むところは引っ込んでいる。

 

「ブラックオパールのネックレスが何者かに盗まれてしまったのです」

 

「詳しく聞きましょうか」

 

「これ以上はなにもお話しできないんです」

 

「何だって、何の情報もなしで、

 

ブラックオパールのネックレスを探せと」

 

「そうなんです」

 

「貴女、いくら何でもそれは無茶というものだ」

 

「そこをお組み頂きたいんです」

 

「無理だね、お帰り願おう」

 

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「ブラックオパール」でお楽しみ下さい。