35年目の義父の遺品「モンブラン」の万年筆

ますぶちStyle「宝石箱の片隅」

今年の1月に義母が亡くなったが、
遺品の片付けがなかなか終わらない。
義母は昔の中流の生活をしていたから、何しろモノが半端な量ではないのである。
自分のものでも整理するのが大変なのに、他人のものはもっと大変。
先月やっと片付いた。
その中に、義父の愛用していた万年筆が出てきた。
きっと義母が側に置いていたもと思われる。
何しろ義父が亡くなって35年である。
万年筆は一応「モンブラン」だが、インクを入れたまま長い間放置しておくと
ボディそのものが駄目になってしまう。
ものは試しと、丸一日ぬるま湯に浸しておいた。
乾かして、インクを吸引させるとなんとかいけそうだ。
書いてみると、書き味良く、問題なく、スラスラ書ける。
流石モンブラン、ボディの痛みも外観からは全く感じられない。
最近のモンブランは直ぐにボディが駄目になる。
もう2本も駄目にした、というより銀座の直営店に持っていくと
直ぐに新しいのと交換を迫られる。
結果、新品と同じくらいの値段がする時がある。
モノって古い方がしっかり作られていたような気がするのは
私だけだろうか。