「本物の営業マンの話をしよう」
本の読み方には個人差があり、一概には云えないのですが、何故読むかと言えば間接的にヒントを掴みたいからでしょう。
だったら異業種の人の書いた本を読んだ方が、効果があると思います。
もっともこの本をどう読むかは個人差がありますから、何とも云えないのですが。
「本物の営業マンの話をしよう」はいくつかのヒントを暗示してくれています。
例によって「はじめに」を読んでみると、営業とは事業を営む事であり、お客様を幸せにする仕事、とあります。
これが彼の結論で、そのブレークダウンが5章に渡って書かれています。
今度は「おわりに」に目を向けましょう。
お客様を幸せにするためには、「人間力を高める事」で、何処までも真摯である事、人は自分を磨くために働く、それでも人を愛しなさい、と続きます。
著者は東レにいた人ですが、大企業の取締役を務めた人にしては、なかなかユニークで面白い発想をもった人のようです。
ご興味のある方は800円ですから、騙されたと思って是非。
宝飾品に関する本で、ビジネスレベルの本は沢山出ていますが、自分のビジネスのヒントに直結するものは皆無だと思った方が良いのではないでしょうか。
宝飾品は衰退産業です。
従ってどんなに頑張ってもV字回復はあり得ない、これははっきり言えます。
回復すると言っても小売市場規模はせいぜい一兆円どまりではないでしょうか。
しかもそのうちの約三割はブランドも含めた海外製品。
その中でどうやったら生き残れることができるのか。
拡大路線は愚の骨頂。
小さければ小さい程良い。
自分が管理できる範囲の客を持って友好な関係を築き、自分の納得する商品を提供する。
ある意味これしかないような気がします。
背伸びをするから、無理をするから地金の買取りに走る、といったらお叱りを受けるかも知れません。
気がついたら自分の店は地金の買い取りがメインだったという事になっては、本末転倒になります。
このビジネスはあくまでもキャッシュフローをつくるための一時しのぎと思った方が良い。