本格的なIT時代にどう対応していくか

 

産業革命の次はIT革命と云われながら、21世紀初頭の数年間はそれ程感じませんでしたが、ここ34年急激に本格的なIT時代に入ったと感じます。

私はデジタルとアナログが共存していくと思っていますが、果たしてこれからどうなるのでしょうか。

デジタル化社会の向こうにあるのは、人間回帰かも知れません。

ルネサンスもそうでしたが、歴史を紐解けば、大きな時代のうねりの後には必ず人間回帰が叫ばれているような気がします。

 

現在のような機械文明が進化すればするほど、人間の手を離れて、勝手に一人歩きをしていきます。

農業革命や産業革命は、それなりに人間との肌の触れ合いがあったような気がしますが、IT革命はどうでしょうか。

人間の頭脳だけの付き合いは、果たして人間が望んでいるのでしょうか。

「便利」「機能的」と言う名の下に、本当は一番大事なものを失ってはいないだろうか。

こうしてパソコンのキーを叩きながら、しきりに自分を見つめていることの不思議さを感じます。

 

今回の福島の原発事故にしても、このような大惨事が起きて初めてみんなが「違うのではないか??」と騒ぎ出す。

確かに被害に遭われた方々に取っては死活問題ですが、日本が果たしてドイツのように原発を廃止するかというとそうはならないでしょう。

この辺に民族性と言ったものが大きく左右してくるわけですが、広島、長崎の経験をして核廃絶を唱えながら、結局原発は違うと納得してしまう、それが日本人であるかも知れません。

 

ちょっと横道に逸れましたが、インターネットの普及は、「小が大を制す」のように、個人レベルの企業が大きく発展するチャンを与えてくれた事も間違いありません。

個を最大限に引き出すのはインターネットの最先端技術であるのです。

言い換えるとデジタルに乗り遅れ、アイデンティティを持たない人に未来はない、とも言えるのではないでしょうか。

 

宝飾品もこれからはますます3Dの時代に突入してくるでしょう。

手作りの高い技術は貴重であるけれども、出番はだんだんと少なくなってきます。

それが一つの時代の流れです。

これはいかんともしがたい、現実です。

 

だからといって手作り(アナログ)が無くなるかと言えば、そうではなくて、デジタルと共存する事によって、新しい価値観、表現力が生まれると思うのです。

 

IT時代の宝飾品は、デジタルをいかに使いこなすか。

そしてアナログといかに共存できるか、がポイントになってきそうです。