学ぼうとする意識
誰でも自分の立場や境遇などについて満足はしていません。
もうひとつ上のクラスを目指したいと思うし、自分の努力で実現したいと、常に考えています。
でも届きそうで届かない。
そんな自分にもどかしさを覚え、焦り、悩んでしまうのが人間でしょう。
どうしたら自分を高められるか。
どのようにしたら、自分をその境地に持っていけるか。
そのことを考えるに何か参考になるようなものはないか。
私は無宗教ですが、最近特に「禅」について興味を持ち始めました。
で、書店で買ってきたのが、鈴木大拙「禅とは何か」です。
まだ読み始めたばかりで、禅について全く判っていませんが、
あまり難しく考えることはない、そう思います。
禅を学ぶのに、別に座禅を組む必要もありません。
粗食に甘んじることもありません。
大事なことは「学ぼうとする意識」です。
私は時々偉そうに、「哲学」と云う言葉を口に出しますが、この哲学もあまり難しいことではなく、自分なりの考え方を明確にしたら、と云う程度のものです。
哲学という言葉を口にすると、途端に自分が偉くなったような気がする、それだけのことです。
また私は、基本的に楽観主義者なので、いままで殆どのことを「まぁなんとかなるさ」と云う姿勢で乗り越えてきたというか、やってきてしまいました。
これからもこの姿勢は変わらないと思うし、変えよう筈がありません。
人それぞれ考え方も違うし、生き方も違う訳ですから、誰でもという訳にはいきませんが、私と同じような哲学を持って生きている人も多いと思います。
でも時々は、ギアチェンジをした方が宜しい。自分を見直すというか、ある意味での反省を込めて、自分を見直す、ということです。
人生、上手くいくこともあれば、どう足掻いてもどうにもならないことがあります。
どうにもならないことの方が多いのではないでしょうか。
そんな時に助けてくれたり、参考になったりするのは、友人であったり、本であったりする訳です。
私は辛いことや苦しいことがあると、一人で枕を濡らします。
そうやってじっと自分を見つめ直したりすると、意外に道が開けたりしたことが多かった。
でももう歳ですから、たまには、鈴木大拙の「禅とは何ぞや」なんて言う高尚な本などを読む振りをして、喫茶店の隅で居眠りをするということを考えている、自分を発見して、悦に入ったりしています。
角川ソフィア文庫で税別705円は、お安いお値段ですが価値は1000倍。