4月も初旬が過ぎて、ポカポカとした日差しの中、春の匂いがそこここで感じられるようになってきた。

ベランダに出している植木も、鉢が小さくなってきたので、二廻り大きいものと替えてみました。

根っこがきっちりと鉢にそって巻き付いているので、そのまま周りに新しい土を埋め込んでしまいました。

3匹の猫たちも、食欲は旺盛で、昼間は流石にそれぞれのテリトリーで昼寝と洒落込んでいますが、私が起きだす12時過ぎともなると、仕事場を縦横無尽に走り回っています。

近くのスーパーには、春野菜が並び始め、天ぷらと蕎麦の組み合わせが絶妙です。

季節は私たちの生活とは関係なく、時期がくれば春になり夏になっていく。

しかし、宝飾品業界は真冬に逆戻りです。

極寒といっても良い。

私もいくつか決まりかけていたプロジュエクトがペンディングになり、もしかするとそのままお蔵入りになるかもしれない。

誰が悪いのでもない、このような状況になってしまったのだから、仕方のない事と諦めてしまえれば良いのですが、そうはいかない。

しかしだからと言ってジタバタしても始まらないので、少し頭を切り替えよう。

この際思い切って海外に攻め込む作戦は、かなりいけるかも知れない。

相変わらず中国は弱小企業にとっては厳しいのだが、シンガポールや、バンコク、ベトナム、インドネシアなどの東アジア諸国は、日本に比べたら健在だ。

勿論時間はかかる、直ぐに動くという事はあり得ない。

でも日本の状況を考えた時に、宝飾品市場が活況を取り戻すのは、早くて10年はかかるだろう。

総てが駄目ではない訳だから、業界の何分の一かは生き残るとしても、この厳しい現実を乗り切れるのは、そう多くはないだろう。

世界には、世の中の景気の動向とは無関係な恵まれた人達は沢山いる。

そしてその人たちは、自分の生活をのびのびと謳歌している。

私たちが拘っている宝飾品と云う存在も、一部の恵まれた人たちの支持を得なければやっていけない商品である。

悔しいけれど、これが世の中というもので、現実である。

義理と人情の浪花節では生活が成り立っていかないのです。

自分の人生は自分で来切り開いていかなければならないのである。

それは野に放たれている、動物たちと同じで、自分の食べる餌は自分で求めるしかない。

餌を求めて、そこには熾烈な戦いが展開される。

そうして見ると人間は、さまざまな場面で何の苦労もしないで当たり前に得ているものがなんと多い事か。

こんどのような想定外の出来事が起きると、パニックになってしまう。

これからはもっと自然と共生する事も想定しておかなければならないのだろう。

文明の豊かさと引き換えに、人間はお粗末になっていくのかも知れないなぁ。