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東京都豊島区池袋駅と有楽町線要町駅、西武池袋線椎名町駅の中間地点にある、
中華そばしながわさんに御邪魔しました。
池袋のアニメ専門学校の横当たりにあったパッソドリルマンと並列で営業していたのはわずか数年程度。
過去には全国１のラーメンにも輝いた中華そばしながわさんはいつもそして今も輝いている。
明らかに強い。
いみじくも最強のラーメンと呼ぶにはぱっとしないと言われる池袋周辺から、
このように優れた店が誕生しては巣立っていくことが、道路挟んで目の前のプラモデル屋で60年前からおもちゃを買っていた小生としてはとても嬉しい。
池袋地区もいろいろあった。山手通りを挟んで国際興業の車庫は昔の革マル派の跡地であるが、
そんな喧噪や歴史が時間とともに風化されまったく微塵も感じない。
車でお越しの方は環六（山手通り）を一本入ったところにある場所でわかりやすいところにあります。
すべてカウンターで8席程度。傾向としては開店時間と13時はかなり混む。
それ以外の時間ならば並びと言ってもそんなに激しいものではありません。
入って右に券売機があり特製中華そばをぽっちします。
大将と女性の２オペ。動きにまったく無駄がなく、精一杯敷地を有効利用して経営している。
ここがまず素晴らしい。
カウンターに座り5分程で着麺
人間は「見た目」で入り、「3秒」で内容を判断するというが、
まさにその典型。
具材は2種のチャーシュー、味玉、極細メンマ、青ネギ、海苔。
綺麗にめんこのように張り巡らされている。チャーシューは赤身のバランスも食感のバランスも良くさすが経験の賜物。
味玉はトロ系の半熟。極細メンマは黒コショウで味付けされておりほのかな香りと食感も絶妙。
スープはベースの鶏ガラに背脂がほんのりと浮かび、煮干しと醤油を合わせる絶妙のバランスと鶏ガラのほんのりとした香りがさらなる食を誘う。
回転率を重視したい御店で常にお客さんが並んでいるので、早く食べられる人は早く出るのがエチケット。それを厨房からしっかりと凝視していた主人からはありがとう以上の特別な言葉と配慮への感謝が並ぶ。
ぷーすーと麺、具の3点の構成点も欣喜雀躍。
怖そうな顔にみえる主人からのサンクスメッセージもこれまた愛嬌があって素晴らしい。
いろいろな新しさや日替わりヒーローを求めて店を探し回るのも面白いが、
結局釣りと同じで、「鮒に始まりフナに終わる」。グッピーを飼ってグッピーで終わる。
小手先のテクニックが時を経て老練の太公望の腕になっても、この店のわくわく感は止まらない。
また御邪魔させていただきます。
有難うございました。
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