前回のブログで↓

 

書いていた、落ち着かない仕事が昨日で終わりました。

地域の小学校の特別支援学級の支援員をしているのですが、その発表会がありました。

市内の小・中学校の特別支援学級が、市のホールに集まり発表するものです。

 

まず、降りしきる雪の中。

発達にそれなりに凸凹のある児童・生徒を会場まで連れていかなきゃっていう(大丈夫な子は大丈夫だろうけどさ)。

子供達はもちろん、保護者の負担も大きいわけで。

連日、この発表会のためにイレギュラーなスケジュールをこなさなきゃいけない、児童・生徒達。

ただでさえ、イレギュラーに対応するのが難しい子ども達をなのにさぁ。ストレス溜まったと思います。

 

しかし、支援がいるような子供達の中で、発表会を楽しみにしている子ってどれくらいるん?

ごく少数だと思うわ。

 

家の県立の特別支援学校に通う自閉っ娘りこちゃんは、校内で行われた発表会ですら、苦痛だったようです。

本番、彼女なりにベストパフォーマンスをしてくれましたが、笑顔は皆無。耳を抑えてました。

ストレスがある時にやるしぐさです。

私自身も、こーいう人前に出てなんかするっていうイベントが大嫌いなので、自分が該当する子供だったら、参加を拒否しただろうなぁ。

 

指導している担任の先生達のご苦労も図りしれないと思いました。

時給で働くパートの私でさえも、ステージに一緒にあがる以上、さすがにこの日だけは遅刻できない、休めないって思いましたもん。

当日、自閉っ娘りこちゃんを無事にスクールバスに乗せられるか?息子達は、体調大丈夫か?等々、この一週間のプレッシャーたるや。

ただの支援員でさえこうなのだから、担任の先生達のプレッシャーは、もはや想像できないです。

一緒に働く支援員さん、そして学級担任の先生とも、こーいう形で集まって発表会をやる必要があるのか?という話になりました。現場の声です。

 

競いあうわけではないけど、教育委員会の偉い人、各学校長、よその学校の児童・生徒、先生、保護者も見るんだから

少しでも見栄えするものを見せなくてはいけないっていう気持ちになる先生達の想いも痛いほどわかるし。

んじゃぁ、誰のための発表会なんかい???っていう。

 

各学校の先生達の裏での準備に割かれた時間を考えると・・・う~ん、障害児を持つ親としては、発表会に時間とエネルギーをかけるならば、その分をいつもの授業に注いでもらいたい。これ、本音。

 

複雑な思いで挑んだ初めての発表会でしたが。

自分が働く学校の子ども達も、よその学校の子ども達もみーーーんな、よく頑張っていて、感心しました。

子供達は、偉い!

と、同時に。ああ~、うちのりこちゃんにこの発表会は無理だったわぁ。特別支援学校に行って正解だった。

 

別の学校で働く支援員友達(ママ友)と、終わってからLINEをしました。

私は「なにも集まってやらなくてもよくない???」ってLINEしたところ、

中学校で働く彼女が言うには。

やっぱり、保護者が楽しみにしているし(2年連続、コロナで発表会はなし。各学校、撮影したものをオンラインで配信。保護者は観れず)。

なかなか、こーいう子供達って自分が主役、スポットあびる機会がないから、こーいう場があるのは、貴重な経験なんだと思う。生で拍手を受けるのとオンラインでやりました!っていうのは、達成感が間違いなく違うよね。

 

おおっ。

 

そう、中学生の発表は、「ええっ、こんなことできるん???すげぇーーー!」と思わず、声を出しちゃいました。

小学校の時は地域の学校に通っていても、障害の重い子は、県立の特別支援学校の中等部に進学する傾向なので、比較的障害が軽度の子が多いからかもしれませんが。中学生の発表は、普通に観客として楽しめました。拍手喝采です。

 

そうなんです、市内の特別支援学級に通う中学生の姿は、小学生の子ども達からすると、未来の姿。お手本なわけで。

なかなか、中学生になったらどうなんだっていう想像がしづらい保護者にとっても、いい刺激、参考になるんだなと。

となると、こーいう発表会も必要なんか???

 

ただの支援員がああだこうだ言ったところで、何かが変わるわけではないけど。

関わる人達みんなの負担が、少しづつ減って行けるような発表会になっていってほしいわ。

 

 

ああ~、でもこれで憂鬱なことが済んだ!!!

心おきなく、25日(土)の藤巻亮太さんのライブに行ける!!!

ひゃっほい!!!

 

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