畳に正座して帯揚げから順に解く。
紐類は一つ解いたらそのソバから畳む。
全てを解き終わったら着物、長襦袢と進めていく。
その作業も正座のまま。
肩から落とすだけ。
残すところ下着だけになったらオモムロに立ち上がり着物や長襦袢、帯を衣紋掛けにかける。
この流れ、何の気なしにやってみたら意外とイイ。
何だかゆったりした所作が趣きを与えるのか、脱ぐ事に焦らない自分に心地良さを覚えた。
正座が得意なわけじゃない。
しかし一日中歩いたカラダは思ったよりも疲労していたようで、このわずかな時間で回復したかのようだった。
気温の高い時期には紐類の乾燥をしなければ気持ちが悪いけれど、こんな時期はこんな流れもイイと思った。
紐類は体温の残った状態で畳んでおけばアイロン知らず、と何かで読んだ事があったし。

久しぶりに着た着物。
柔らかモンの絹の垂れ方はカラダに添う事を改めて実感。
この着物のせいで普段しない事をする気になったのかとも思う。