デイサービスから早退して二日目。
昨日はそうでもなかったのだが、今朝おきたら、ものすごい咳をしている。

喉に痰の絡んだ痛そうな咳。

ワタシの経験では、他人が見た感じよりはダメージはなくて、だいたい午後からはおさまるとおもったのだが、本人に聞くと「今日は休む」というし(休んでもおとなしく寝てるだけなのである)、仕方がないのでデイサービスに「今日は休みます」の連絡をした。

ハハはマスクをしないので、年寄りばっかりのなかに放置するのははばかられるのだ。

ゆってるまにヘルパーさんが来るし、ワタシも職場に休みの連絡を入れなくてはいけない(お給料渡すのわすれてたのに・・・ヒドイしうちや)。

ヘルパーさんが来た時に、ちょうどお餅をみつけたので、ワタシはお餅を焼いていた。
甘醤油をつけてだしたら、ぼそぼそと2口ほど食べて放置している。
せっかく上手く焼けたのにと、ワタシは若干気を悪くして、それを食べた。

ワタシが手をつけずにおいているお餅にハハはラップをかけてしまった。
このやろう、食べないつもりだな??

ヘルパーさんが帰っていくと、
  ハハ 「モーニング、食べにいこ」
  ワタシ「お餅食べーや」
  ハハ 「いやや、パンがいい」
  ワタシ「コーヒー入れたるから我慢しぃ」
  ハハ 「もぉええ! お金チョーダイ!」
  ワタシ「やらん」

以前は朝ごはんといえば、お餅とかお粥だったくせに、なんでやっ。


うるさいので、お昼にいつもモーニングを食べにいくところに出かけた。
そこで
  ハハ 「・・・? 今日は何曜日?」
  ワタシ「水曜日」
  ハハ 「オカーサン、なんでデイサービス行ってないノン?」
  ワタシ「その咳止めたら、行ってもいいよ」


久しぶりに認知症を感じた瞬間でした(笑)
仕事をしてたら、3時頃にデイサービスから電話があった。
一応、向こうはワタシがデイサービスの日は仕事に行ってるのを知ってるので、そういう時間に電話をかけてくるのは少ない(ちょくちょくかかってくるけど)。

普段はあまりたいしたことのない用件が多いのだが、今日は「お母さまが頭が痛いとおっしゃって、午前中はベッドで横になってらしたんですね。今は『少しましになった』といって、おやつの時間なのでおやつを食べてはるんですけど、『今日は早く帰りたい』とおっしゃってて・・・車がでるのが4時ごろなんですが大丈夫ですか?」という内容であった。

保育園みたいだけど、保育園と違うのは、自宅まで車で送ってくれることだ。
ありがたやありがたや。

こういう内容は初めてだったので、「そのくらいなら前後してワタシが帰るので大丈夫ですよ」と言って電話を切った。

ワタシはハハが「頭が痛い」というと、萎縮した脳みそが『キュッ』と縮んでいるのを想像して怖くなる。

多分肩こりが酷くて頭痛になってるとか、風邪のひきかけとか、そんなんが原因だと思うんだけど。

定時になって、急いで帰ったらユニ氏に給料を渡すのを忘れて帰ってしまった。
自分の給料はちゃっかり銀行に入れてきたのに(笑)。
去年、デイサービスのお友達と一緒に食事にいった時から気になっていたのだが、ハハ以外は身体的障害の介護度で、わりとみなさんしっかりしてはったのね。

んで、その場にはいなかったけどデイに一人嫌われ者のオバサンがいて「あのひと、週に1回か2回しかけえへんのに、毎回着てくる服違うやろ!」「そうそう! デイに来るのにかぶッとる年!」という会話がありました。

むむむ。

ハハは週に4回通ってるけど、着てる服はあんまり変わらない(笑)。
放っておくといつまでも同じ服をきている(コレ、認知症の特徴ね)ので、気をつけてはいるのだが、自分の服も考えないといけないし、どうしてもハハの分はおざなりになってしまう。

ハハは普通に売ってる「M」サイズの服が切れるので、助かると言えば助かるのだ。
80という年齢にしてはメチャ若い格好してるし、腰も曲がってないので後姿は多分60くらいに見えるんじゃないかなぁ。

そしてウチの近所には日本一長い商店街がある。
昔あったお店はたくさんつぶれてしまったけど、空きスペースを短期間レンタルして倒産処分品を売っているところがいっぱいある。

ルフィとサンジとゾロのトレーナー500円(笑)、リラックマのトレーナー380円、裏フリーストレンカ500円。

通販とかで売ってるのとよく似た商品が激安で売ってるし。

これが徒歩圏内にあるだけで、ワタシはこの街から離れられないなぁ・・と思うのだ。
ワタシ「はいはーい」
  ハハ 「はいはい」
  ワタシ「はーい」
  ハハ 「ハイハイ」

これはワタシとハハがほぼ毎日交わしている電話の会話である。

別に「ちゃうちゃうちゃう?」「ちゃうちゃうちゃうで」というあの手の会話ではなくて、ウチのローカル会話である。

 ワタシ「モシモシ、集金終わったよ」
 ハハ 「ハーイ、そしたら待ち合わせの場所まででかけます」
 ワタシ「んー、気をつけておいでな」
 ハハ 「ハイハーイ」

翻訳するとこんな感じ。

ちなみに「ちゃうちゃう」編は「あれ、チャウチャウ違う?」「違う チャウチャウとは違うで」である。

まぁ「ちゃうちゃう」はどうでもいいのだが、毎日同じ電話をかけている間にいつの間にか成立するようになったウチの暗号会話である(笑)。

普通の人聞いてもわからんわな。
車内吊り広告で『5年後には5人に1人が認知症!』ってのと『介護度を下げないための対策』という、特集を組んでいるのを見たので、ついつい週刊誌を2冊も買ってしまった。。。

ランチを食べながら、該当部分だけを流し読みしたけど「そんなん、もう知ってるわっ! 金返せ!」な内容であった。

でも、世間では認知症の恐怖はどんどん増してきている感じで、高齢者の免許証を事故を起こしたら返還させるとか、おじいちゃんが認知症のおばあちゃんの世話をしていることが多い、とか、こわいことがいろいろあるようです。

認知症の免許証はなぁ・・・ここで何度も書いてるけど「いつもわからない」んじゃないからなぁ・・あわてると間違えるとか、一瞬忘れるとかだから、事故を起こしてから再検査して、あまり問題が出てくる人はいないような気がする。

それに、生活に車が必須の地方というのがあることは厳然たる事実で、そういうところに済む人達の生活はどうするんさ?という問題もある・・・・けど、きっと考えてくれてないww

ワタシがビビッているのは「介護度が下がる」ってやつで、実際ウチは要介護2から要介護1に下がったことがあるし(既存のサービスはそのまま受けることができたから再申請はしなかった)、そもそも、そういうサービスをうけて、その結果改善が見られているというのに、もとになる介護度が下がるってのはどういうこっちゃ!? と思うのだ。

介護度が下がって、受けられるサービスが減ったら、多分たちまちのうちにハハは悪化するだろう。
「今受けているサービスがあってこそ」の現状維持なのに。
しかも、介護度が1つ下がると自己負担金が5~6万あがるとかなんとか・・・んなあほな。

そんなこともわからない、想像もつかないスカポンタンな頭の方がよっぽど認知症である。

どちらの週刊誌も3~5ページを割いて特集を組んでいたわりには、実際に認知症の介護をしている人にとっては「あたりまえのこと」しか載ってなかった。

だから、わが身に降りかかってきたら、とりあえず近所の介護経験者のところへ走りましょう。