お台場に黄色と青のテントを歩いているときに見ると、今回もやってきたんだなーと思いながらワクワクして歩いています。
今作品はキュリオス。「好奇心」「骨董品」という意味の言葉。キュリオスはシルク・ドゥ・ソレイユの創立30周年を記念して製作された特別な作品。サブタイトルの「Cabinet of Curiosities」とは「好奇心の飾り棚」あるいは「骨董品」と訳すことができます。
この作品は19世紀の貴族が、世界中から集めた不思議なものを飾っておいた棚(美術館の先祖)、つまりヨーロッパのルネサンス時代の不思議なものを収納した棚を指している。
舞台は産業革命の時代を彷彿させながら、近未来を感じさせる雰囲気です。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、いろんなところから集めた骨董品などのコレクションの中からアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れる所から始まり、風変わりなキャラクターが主人公の想像力を刺激します。視野ユーモアで世界をひっくり返そうとしたとき、骨董品たちが目の前で命を宿す。
毎回、テントを入ったところにスポンサーのダイハツの車がおいてありますね。
舞台が始まるまで、お客さんのゴタゴタした雰囲気の中でグッズをみたり、飲み物を買ったりして時間を過ごして開演まで時間を過ごします。
毎回作品は違いますが、その中で行われることは変わりません。空中ブランコや身体の柔らかい女性、トランポリンなど変わらなくって慣れてしまいますが、世界観が作品ごとに違うので最後は感動してしまいます。
本作30周年を記念して製作された特別な作品なので、この先の40年・50年と今後の新しい挑戦の楽しみにしながら観ていました。
サーカスに新しいサーカスを作ったシルク・ドゥ・ソレイユで何百万人の観客が楽しんでいきました。これまでの新しい取り組みの先にどのようなサーカスがあるのか楽しみです。ここで終わってほしくはありません。大人も子供もたのしめるシルク・ドゥ・ソレイユですが、もっともっと進化してほしいです。