高市早苗総裁の誕生は財務省の工作の失敗と日本の苦境の始まりである! | ワーカーズの直のブログ

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2025年10月 4日 (土) 自民総裁選財務省の挫折

 

自民党が党首選を実施して新しい党首に高市早苗議員を選出した。

 

選挙の開票結果は以下の通り。

1回目投票結果

    議員票  党員票        合計

高市早苗  64 119  183

小泉進次郎 80        84      164

林 芳正     72        62       134

小林鷹之     44        15           59

茂木敏充     34        15           49

 

決選投票

                        議員票 都道府県票    合計

高市早苗     149                  36    185

小泉進次郎 145                  11    156

 

選挙の結果、高市早苗氏が自民党の新しい党首に選出された。自民党が女性の党首を選出するのは初めて。

 

7月20日の参院選結果を受けて石破茂首相が辞意表明に追い込まれた。新しい首相を選出する臨時国会は10月中旬に召集される見通し。

 

参院選終了から新政権発足までに3ヵ月の時間を要した。極めて長時間の政治空白が生じた。国民生活が脇に置かれての自民党内のお祭り騒ぎが繰り広げられた。振り返れば昨年10月1日の石破内閣発足から1年の時間が流れたが政策は何一つ前に進んでいない。

 

昨年10月総選挙での最大争点は物価高対策だった。日本経済は過去30年間にほとんど成長していない。労働者の実質賃金は過去約30年間に約2割も減少した。日本は世界最悪の賃金減少国。

 

さらに2013年に黒田東彦氏が日銀総裁に就任してインフレ誘導の旗を振った。その延長線上で4%インフレが発生してしまった。インフレは労働者の実質賃金をさらに減少させている。国民は実質賃金減少とそれを加速させるインフレ亢進の無間地獄に突き落とされた。

 

この状況への政府施策が昨年総選挙の最大争点だった。消費税減税も論議された。それから1年の時間が経過するのに時計の針は止まったまま。ゼロ回答の石破氏が主権者国民から退場通告を受けて自民党首選が実施され、次の党首がようやく決まった。

 

参院選結果が出てから3ヵ月が空費されたが、石破続投論を主導したのは財務省だったと見られる。財政政策発動に反対した石破首相を温存させようとした。しかし、石破続投に失敗して自民党は党首を変えることを決めた。

 

この党首選で暗躍したもの財務省。財務省は財務省路線を踏襲する林芳正氏の選出を望み、林氏選出が叶わない場合には小泉進次郎氏が選出されるように動いた。小泉氏の選対本部長には財務省出身の加藤勝信氏が送り込まれた。

 

しかし、結果は高市早苗氏の勝利。財務省の工作は失敗に終わったと言える。財務省の工作が失敗したことはひとつの成果である。

 

だが、選出されたのは高市早苗氏。歴史認識、日本の加害責任に対する姿勢で「極右」に分類される。政権協議で自民が政権与党に残ることができるのかどうか。今後の協議に委ねられるが、仮に高市政権が発足しても、早晩、行き詰まる可能性が高い。

 

2026年春以降、高市早苗政権は苦境に直面することになるだろう。戦前の日本を正当化し、日本の近隣諸国への加害責任を軽視する姿勢は近隣諸国との軋轢を拡大させる原因になるだろう。

 

また、自民党内部では旧安倍派とそれ以外の勢力との確執と反目が拡大するだろう。麻生太郎氏が高市早苗氏の党首選勝利を導く方針を示したと見られている。自民党内の党内対立が自民党分裂への引き金になる可能性も大きいと思われる。

 

政局は安定ではなく混乱拡大=戦国時代に進む公算が高い。

 

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