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米国の若者に「トランプ離れ」起きる可能性  イスラエル首相の“ヨイショ演説”が逆効果

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358168 2024/07/26 日刊ゲンダイ

 

ネタニヤフ・イスラエル首相と一蓮托生なら…(C)ロイター

 

11月の米大統領選に真逆の風が吹きつつある。

 

戦線離脱した民主党のバイデン米大統領の後継であるハリス副大統領(59)が「旋風」を巻き起こしている一方、共和党のトランプ前大統領(78)は「逆風」にあおられそうだ。

 

「トランプ大統領がイスラエルのためにしてくれたすべてのことに感謝したい」──。24日、米議会で演説したイスラエルのネタニヤフ首相はトランプを繰り返し称賛。トランプ政権がイスラエルとアラブ諸国の国交正常化を仲介したとして「トランプ大統領のリーダーシップ」とヨイショした。

 

ネタニヤフ政権はパレスチナ自治区のイスラム組織ハマスの掃討を掲げ、昨年10月から同区ガザを繰り返し空爆。現地はパレスチナ側の犠牲者が民間人を含め約4万人に達するほど惨状を極めている。ネタニヤフはICC(国際刑事裁判所)に逮捕状を請求された身だが、演説でガザ南部ラファの犠牲者について「『実質的』にはいない」などと言いたい放題だった。

 

「ほぼトラ」から「もしトラ」へ逆戻り

 

全米各地で若者の反イスラエル抗議デモが拡大(C)ゲッティ=共同

 

問題は、戦争犯罪人と批判されているネタニヤフの演説が米大統領選に与える影響である。

 

バイデン政権はガザ侵攻を続けるイスラエルへ軍事支援を続けた結果、ガザ攻撃に反対する若者を中心に「バイデン離れ」を招いた。まったく同じ現象がトランプにも起きる可能性がある。

 

「ネタニヤフ首相がいくらガザの犠牲者数について取り繕ったところで、SNSが普及した今の時代に通用しません。彼と一蓮托生であることはトランプ氏にとってマイナスでしょう。米大統領選の世論調査を見ると、18~29歳の若者のうち半分がハリス氏を支持しています。トランプ氏よりも10ポイント以上も差をつけている。ハリス支持の俳優ジョージ・クルーニー氏の妻アマル氏は人権派弁護士としてICCにネタニヤフ首相の逮捕状請求を勧告した人物。パレスチナへ連帯するセレブもいますし、無党派が反イスラエルに固まりやすい素地ができていると思います」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 

フロリダ州のトランプの別荘で26日予定される「トランプ-ネタニヤフ会談」は、「ほぼトラ(ほぼトランプ勝利)」を見据えた動きともいわれている。ネタニヤフとの接近が際立つほど、「ほぼトラ」から「もしトラ」へ逆戻りだ。

 

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