小池百合子知事落選運動と、では「誰に投票するか」について | ワーカーズの直のブログ

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小池百合子知事落選運動と、「誰に投票するか」 郷原信郎 <nobuogohara@theletter.jp>2024/6/30 9:26

小池百合子知事落選運動と、「誰に投票するか」よくあるご質問にお答えします。

 

郷原信郎2024.06.30 東京都知事選落選運動については、前回記事、【落選運動・中間報告、次回の街頭演説について】で、<街頭演説>のご案内、落選運動に賛同し御寄付を頂いた皆さんへの<資金の使途>のご説明も行いました。

 

 また、繰り返し、お伝えしているところですが、<注意事項>として、落選運動チラシの使用について、

 

 「落選運動は、特定候補を落選させる目的で行うものです。特定候補を当選させる目的で行う行為は選挙運動に該当し、公選法上の規制を受けます。特定候補のための選挙運動を行っている方が落選運動チラシを使う場合には、公選法上の規制(証紙貼付、枚数制限等)を受けることになりますのでご注意ください。」

 とお伝えしました。

 

 この記事では、落選運動に関するYouTubeへのコメントなどで多くみられる

 

「小池百合子氏を落選させなければならないのはわかりますが、では、誰に投票したらよいのですか」

 

 という質問に対して、落選運動を行う立場の私として、可能な範囲でお答えしたいと思います。

 

 落選運動は、あくまで特定の候補者を落選させる目的で行うものであり、「特定の候補を当選させる目的」で行う活動は、選挙運動になってしまいます。文書配布について証紙の貼付、枚数制限などがなく、運動の期間も制限がない、という落選運動ならではの公選法上のメリットは、選挙運動になってしまうとすべて失われます。そこには、各段の注意が必要です。

 

 ですから、私としては、落選運動の対象である現職の小池百合子知事以外のいかなる候補の応援も支援もするつもりはありません。

 

 しかし、小池氏の落選という結果は、誰かほかの候補の当選によって生じるわけですから、落選運動がめざす「小池氏落選」という結果を出すために、最も有効な投票先の選定の方法について、「落選運動」を行う立場から推奨することは問題はなく、むしろ、落選運動の結果実現のために必要なことだと思います。

 

 そのような観点から、私として落選運動に賛同してくださる方々におすすめしたいのは、「投票前の最新の状況に基づいて、小池氏を上回る得票をする可能性が高い候補に投票すること」です。

 

 今のところ、その候補は、蓮舫氏、石丸伸二氏の二人に絞られると思います。この二人のうち、どちらが、小池氏の得票に迫ることができるかを考えて、ベストの選択をしてもらいたいと思います。

 

 もちろん、小池氏を落選させるべきと言っても、一方で、それに代わって当選する可能性のある候補者が、当選した場合小池氏よりヒドイということであれば、本末転倒の話になります。少なくとも、他の候補が当選した場合に、小池氏が当選するよりはマシということでなければ落選運動を行う意味はありません。

 

 そういう意味で、蓮舫、石丸候補について、もし、当選した場合に、どうなのか、ということも考えざるを得ません。

 

 私は、蓮舫氏であれ、石丸氏であれ、小池氏が三選されるより、はるかにましだと思っています。

 

 まず、蓮舫氏については、無所属とは言え、選挙運動で共産党が前面に出ていることから、野党色が強すぎる、というのが、都知事候補としての抵抗感につながっているように思います。

 

 しかし、仮に蓮舫氏が当選して都知事になったとしても、現在の都議会の勢力図からすれば、圧倒的少数野党であり、ただちに好きなように都政を動かせるということにはならないと思います。

 

 とりあえずできることは、「8年にわたる小池都政のリセット」として、すべての事業が見直しの対象になるでしょう。それは、小池独裁都政の膿を出すためには必要なことです。その上で、蓮舫都政の新たな施策を実行しようとすると、都議会が、そこに立ちはだかることになります。来年度の予算編成で、いきなり蓮舫色を前面に出していくことは難しいと思います。

 

 結局のところ、蓮舫都政になっても、来年7月の都議会議員選挙で、再び都民の審判を仰がざるを得ない、ということになると思います。

 

 石丸氏については、安芸高田市長としてのこれまでの言動を見る限り、「ネットメディア劇場型政治家」として、「市議会やマスコミとの対立」を演出することによって知名度と世間の注目度を高めてきたことは確かです。そこには、客観的に見て正しいとは思えない点も目につきましたし、これまでのような話題を集めるやり方が過激化していく懸念があることを、YouTubeで指摘しました。

 

 ただ、少なくとも、都知事選での立候補を表明し、選挙戦に入ってからは、かなり常識的な手法に変わっているように見えます。(ひろゆき氏などは、がっかりしているようです。)彼にとって、これまでのやり方は、日本を変える「力」を得るための手段と割り切ってやっていたに過ぎなかったとみることができるかもしれません。

 

 少なくとも、石丸氏が、仮に都知事に当選したとしても、都議会との関係などの壁を乗り越えていかなければならず、来年7月の都議会議員選挙で都民の審判を仰がざるを得ないのは蓮舫氏と同様です。

 

 安芸高田市でのやり方が、東京都でそのまま通用するわけではありません。

 

 一方で、「小池百合子三選」という結果になれば、すでに、粛清人事による都の官僚組織の掌握や、マスコミを使った劇場型の事業運営で都議会に有無を言わさず都政を動かすという「独裁的な権力」が一層強大なものとなり、「小池王国」は盤石になることは確実です。

 

 そのような事態は絶対に阻止しなければなりません。

 

 小池氏落選の結果さえ出すことができれば、当選者が蓮舫氏であれ、石丸氏であれ、はるかにましと言えます。

 

 小池百合子落選運動に賛同して頂ける方々には、この週末に行われる各社の情勢調査の結果と、それぞれの候補の投票日までの得票の伸びなどを考慮して、小池氏を打ち破ってくれる可能性が高いと思える候補に投票して頂きたいと思います。

 

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郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】@nobuogohara

 

小池氏は、公開討論会で都庁のプロジェクションマッピングのことを聞かれ、パリのノートルダム寺院のプロジェクションマッピングのことを引き合いに出していたが、この費用とクオリティの違いがわかって言っているのだろうか。確認もしないで言っているとすれば、都知事としてあまりに愚か。  twitter.com/KyO3wTachibana…

 

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