小池のような「ウソつき」でなく、かつ「有能な」人物を新しい都知事に! | ワーカーズの直のブログ

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2024年6月12日 (水) ウソつき都知事は是か非か

問題は「学歴」ではない。学歴の「詐称」が問題なのだ。この点を間違えてはいけない。「学歴」を問題にする場合は、どのような学歴を有しているのかが焦点になる。他方、「詐称」を問題にする場合は、当該人物が「ウソをつかない人物=信頼できる人間」であるのかどうかが焦点になる。

 

2020年5月に刊行された『女帝小池百合子』(文藝春秋社)著者の石井妙子氏が参考になるエピソードを紹介している。

石井氏は「テレビで「大胆不敵すぎる噓」ついた瞬間」と表現する。https://bunshun.jp/articles/-/66333 以下は石井妙子氏による記述。

 

「2016年夏、異様な熱気に包まれていた首都東京。都知事を決める選挙に小池百合子氏が突然名乗りを上げた。緑の戦闘服に身を包み、彼女は足下の群衆に向かって、選挙カーの上で叫んでいた。」「2016年夏の選挙をめぐる狂騒を、私は主にテレビを通じて見ていたが、いまだに記憶に残り忘れられない場面がある。彼女が対抗馬の鳥越俊太郎を街頭演説で、「病み上がりの人」と言ったのだ。」

 

「それは明らかな失言であるとされ、何度かテレビでも流された。だが、私が忘れられずにいるのは、その後の彼女のふるまいである。」「テレビ番組の討論会で顔を合わせると、鳥越は彼女に激しく食ってかかった。「私のことを『病み上がりの人』と言いましたねっ」彼女はどう詫び、どう切り抜けるつもりなのか、私はそれを知りたいと思い、次の瞬間を見逃すまいとした。彼女はおもむろに口を開いた。しかし、それは私の、まったく想像し得ない答えだった。「いいえ、言ってませんねえ」

 

テレビを通じて、おそらくは何十万、何百万の人が「病み上がりの人」と彼女が口にするのを見ていたはずである。それでも「言ってない」という。「言ってないって、証拠だって」鳥越氏のほうが取り乱し、声が裏返ってしまっていた。私はこの短いやり取りが、選挙後も長く忘れられなかった」小池百合子氏の本性を知ることのできる分かりやすいエピソードだ。このような断面をクリアに抽出する石井氏の感性の高さが光る

 

「息を吐くように嘘をつく」。このような能力を有する者が東京都知事に留まることが望ましいか。東京都民はじっくり考えるべきだ。また、首都東京の政治は日本全体に与える影響が大きい。すべての日本国民が都知事選に適正な働きかけをすることが求められる。ホリエモンが低質なテレビ番組で「裏金問題で有能な政治家の方々」と「金には潔白でもボンクラな政治家」のどっちがいいのかというボンクラは発言をしたと伝えられている。

 

政界には「金に汚く有能な政治家」と「潔白でボンクラな政治家」しかいないことを前提にした発言だが、求められるのは「潔白で有能な政治家」。「金に汚い人間」を政治家として認める発想が不適切。与党政治家の大半が「金に汚くボンクラ」であるから日本政治が最低のものになっている。

 

「潔白」であることは「必要条件」「潔白」でかつ「有能」な人物を政治家にしなければならない。同様に「ウソつき」は政治家としての基本要件を欠く。「ウソつき」でなく、かつ「有能な」人物を新しい都知事に選出しなければならない。

 

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