誰がハマスに資金提供したか。カタール（と米国）。誰が容認したか。ネタニヤフ首相。2019年リクード党会議で「パレスチナ国家樹立を阻止したい者はハマスの強化を支援する必要がある」。オルメルト元首相は「分割統治」という危険なゲームでカタールの資金提供を容認したと非難 孫崎享 <blomaga.ch1332@nicovideo.jp> 2023/11/30 6:59
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ネタニヤフ首相：カタールの資金でハマスを後押ししていると私を非難しないでくれ、
ネタニヤフ首相の反対派は、ハマスとパレスチナ自治政府の間で「分断統治」を行うためにカタールがガザを支援することをネタニヤフ首相が許可したと主張している。Netanyahu: Don’t accuse me of boosting Hamas with Qatari money
Netanyahu’s opponents say he allowed Qatar to prop up Gaza to play ‘divide and rule’ between Hamas and the Palestinian Authority. Politico
イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスがヨルダン川西岸でパレスチナ自治政府と対戦するという「分割し統治する」という危険なゲームの中で、カタールが過激派組織ハマスへの資金提供を許可したという非難を激しく否定し、その主張は「ばかげている」と非難した。
イスラエルのネタニヤフ首相の反対派は、ネタニヤフ首相が何年にもわたってガザ地区のハマスを積極的に後押しすることに費やし、カタールが「分割統治」という危険なゲームで海岸沿いの飛び地に数億ドルを流すことを許可し、イスラム過激派を相手に攻撃することを意図していたと主張している。
「私がハマスを強化したかったというのは大嘘だ。ばかげている」とネタニヤフ首相はPOLITICOの親会社アクセル・シュプリンガーとのインタビューで語った。 「ハマスを強化したいなら、ハマスと3回戦争をしたり、大規模な軍事作戦を行ったりする必要はない。」
オルメルト元首相は、このような出来事を割り引いて受け止める政治家の代表的な例である。 「過去15年間、イスラエルはパレスチナ自治政府を格下げし、ハマスを強化するためにあらゆることを行った」と同氏は以前POLITICOに語った。 「ガザには資源もお金もなく、PAはハマスに資金を与えることを拒否したため、ガザは崩壊の危機に瀕していた。ビビが彼らを救った。ビビはカタールと協定を結び、カタールは数百万ドルをガザに動かし始めた。」
最も罪深いのは、ネタニヤフ首相自身が2019年リクード党会議で「パレスチナ国家樹立を阻止したい者はハマスの強化を支援する必要がある」と述べたことだ。
しかしネタニヤフ首相は火曜日、ガザへのカタール資金の流入を許可したのは人道的大惨事を回避するためであり、ガザ政権の強化のためではないと主張し、これらの容疑を却下した。
「私たちは、病気や飢餓の蔓延など、不可能な人道状況を生み出す民間人道崩壊を避けたかったのです」と彼は語った。 「それが、ハマスを強化するためではなく、歴代のイスラエル政府がこの資金の流入を許可した理由です。私たちはハマスを強化するつもりはまったくありませんでした。私たちは可能な限りそれを弱め、その能力を低下させたかったのです。」
イスラエルとハマスは脆弱な停戦5日目を迎えており、これまでのところ武装勢力による10月7日の攻撃で捕らえられた人質240人のうち69人の解放が認められている。
しかし今、すべての注目は「翌日」と、停戦協定の終わりがイスラエルとガザにとって何を意味するかに向けられている。
ネタニヤフ首相は、ハマスが停戦協定を守る限りイスラエルは停戦協定を維持すると述べたが、停戦終了後もハマスは破壊されなければならないと指摘した。
「誤解しないでください。ハマスは野蛮な行為を何度も何度も繰り返すと明確に述べているため、我々はハマスを根絶するための軍事努力を継続します」と彼は述べた。
そしてイスラエルがハマスを打倒した後は、ガザの非軍事化と非過激化という目標は2つになるだろうと同氏は述べた。
「我々の目標は、ガザが戦前のイスラエルに対する恐ろしい脅威に逆戻りしないようにすることだ」とネタニヤフ首相は語った。