あなたは東條英機が処刑された"本当の理由"を知っていますか?
東條英機が処刑された"本当の理由"
「Hideki Tojo,Death by hanging!」(※東條英機を絞首刑に処する)ウェッジ裁判長の声が響き渡った。
「わかっておる。」死刑宣告を受けた東條英機は、そう言わんばかりに深くうなずき、ヘッドホンを外して退廷した。
これは74年前の明日、5月3日に始まった「東京裁判」における一幕です。2年半にも及ぶ長い審議の末、東條英機ほか6名の死刑が執行され、幕を閉じた東京裁判ですが、、
現在、国際法学者の間や裁判に加わった多くの判事も、裁判の不当性、違法性を証言し、この裁判を開廷させた当の本人であるマッカーサーですら、「日本を侵略国として裁いたのは間違いだった」と認めているほど、この「裁判」は不法なものだったということが定着しています。
またパール判事の「東京裁判は違法裁判である」という意見も広まり、「日本は悪くなかった」という日本無罪論を信じる人も多く居ます。確かに、裁判のやり方や罪状だけを見ると、敗戦国日本に無理やり罪を着せたように見える東京裁判。
ですが……実は、判決文の中にもしっかりと記載されてあるのに、これまでほとんど語られず、日本人が見落としてきた「東京裁判の真実」があったことをあなたはご存知でしょうか? 実はこの"真実"は、東条英機を含めたA級戦犯が有罪となった"本当の理由"にも関わっていました…以上、プライド&ヒストリーから
ワーカーズの直から日本によるアヘン・麻薬の密造・密輸・密売と関連する、約一時間の重要な動画を紹介いたします。
関東軍と満州統治とアヘン売買の密接な関係【調査報告 日本軍と阿片】
https://youtu.be/lt7Hih8vpwU?t=180
『日中アヘン戦争』江口圭一著には次のようにある。読書室 江口圭一氏著『日中アヘン戦争』・江口圭一(編)『証言 日中アヘン戦争』
(引用始め)
国際連盟の前記の会議議事記録は、「有名な満州および熱河の魔窟と工場についで、天津日本人居留地は中国本部[中国中央部]および世界のヘロイン中心地となった。中国民族のみならず、世界のすべての他の国々が弱体化され、堕落させられるのはここから始まるのである。」と述べており、日本は全世界の非難の矢面に立たされていた。
しかし満州国の専売制などを別として、第一次世界大戦期から満州事変期の日本によるアヘン・麻薬の密造・密輸・密売は、現地の日本軍が関与したり保護をあたえたことはあっても、全体としてみれば、悪徳企業や不良日本人の私的な非行であり、犯行であった。この非行・犯行を、日本は日中戦争下に国策として公然と遂行するにいたる。
「世界における全非合法的白色麻薬の九割が日本製であって、天津の日本人居留地、天津周辺、大連市内あるいはその周辺において、あるいは満州、熱河および中国の他の諸都市において、必ず日本人か日本人の管理のもとに製造されるといっても、非常な的外れとはならないであろう。」
重視されねばならないのは、この毒化政策が出先の軍や機関のものではなく、また偶発的ないし一時的なものでもなくて、日本国家そのものによって組織的・系統的に遂行されたという事実である。
日本のアヘン政策は、首相を総裁とし、外・蔵・陸・海相を副総裁とする興亜院およびその後身の大東亜省によって管掌され、立案され、指導され、国策として計画的に展開されたのである。それは日本国家によるもっとも大規模な戦争犯罪であり、非人道的行為であった。
アヘン政策の目的は、なによりも、その生産・販売によって巨利を獲得することにあった。アヘン収益の使途は、蒙彊政権の場合、表向きは政権維持の財源にあてられたことになっているが、その実態は秘密のベールに包まれて不明である。
また収益とされる金額そのものも、どれだけ正確であるか、無条件には信用できない。ともかく、そこには巨額のブラック・マネーが獲得され、運用されたのである。
(引用終わり)
皇道派の荒木貞夫は、東京裁判において、アヘン・麻薬政策に対して有罪にもなっている。その東京裁判の判決文は、以下の通りだった。
(引用始め)
「日本は中国における占領地域にアヘン法を公布した。……これらの法律は、アヘンと麻薬を官許の店に配給する政府統制の専売機関をつくりあげたのであって、これらの専売機関は、麻薬からの収入を増加するために、その使用を奨励する徴税機関にすぎなかった。
日本に占領されたあらゆる地域で、その占領のときから、日本の降伏にいたるまで、アヘンと麻薬の使用は次第に増加していた。
この[アヘンと麻薬]の売買は、軍事行動と政治的発展に関連していたものである。この売買によって、日本側によって設置された種々の地方政権のための資金の大部分が得られたからである。
……アヘン吸引者の非常な増加が、中国の民族の志気にあたえた影響は、容易に想像することができるであろう。」
(引用終わり)
その他、直のブログからこれに関連する参考記事を紹介します。
2019-01-05 08:32:27
読書室 江口圭一氏著『日中アヘン戦争』・江口圭一(編)『証言 日中アヘン戦争』
2019-01-28 08:07:42
読書室 二反長半氏著『戦争と日本阿片史―阿片王二反長音蔵の生涯』
2021-02-22 07:05:28