これからしばらく「コカ・コーラCM」シリーズでお話ししたいと思います。
もうすぐ年末ですが、コカ・コーラCMで振袖を着たお姉さんが
楽しそうに羽根つきをしているシーンがあります。
「これはなんだ?」と。大げさな。
と、思った若い方もいるかもしれません。
バブルの頃、(入社間もなかったりも含めて)若い女子社員は、
新年に振袖を着て出社する(させる?)企業が多かったのです。
定めではないのですが、自主的というか内示的な。
なので着付けと髪結いの予約を入れて、
新年初出社の早朝から着付けてもらい、
会社の社長並びに上司全員に挨拶に行き、
来客の対応をしていました。
で、その部署の一番偉い人が、「着物で仕事は辛いだろう」と
お昼あたりで「もう帰っていいよ」と言ってくれ、
内心それが目当てで「え~~、いいんですかぁ?」とか言いながら
さっさと帰ってベッドにひっくり返る(あるいは遊びに行く)、という感じだったのです。
ベテラン女子にはその特権はないので、「若い子はいいわね~」と
嫌味を言われるのは必須なのですが、
昼に帰宅するからと言って、「時間給申請しとけ」とか、
そんな野暮なことは言われません。
新年初日のオフィス街からは、色とりどりの振り袖姿のお嬢さんたちであふれて、
それを見て、みんなが気持ちを新たにしたし、
おじさんたちは鼻の下を伸ばし、
女子はせっせと色気や可愛げを振りまいていました。
年末に集まる、企業のカレンダーも
最近はめっきり減りましたね。
昔はカレンダーなんて買うものじゃなくて、
どこかの企業からいただいたものを使う、という感じでした。
「カレンダーより手帳がいいですぅ~」と
ちょっとぶりっ子風に先方のお偉いさんに言ったりしとくと、
翌年「今年は手帳も作ったんだよ」なんて、ちゃんと持ってきてくれたり。
企業も儲かっていましたから、そんなこともできたのでしょう。
当時の政府がすごく良かったかというと、そうでもなかったのかもしれませんが、
それでも国民の方に目は向いていたと思います、少なくとも今よりは。
今の若い方たちがしっかり選挙に行き、政府を断罪し
バブル期の賑わいやゆとりをどうか取り戻してほしいと思います。