Bubble and Squeak Records~134の雑食音源レビュー~ -8ページ目

DEWEES / Wish We Could See RAMONES Everyday



群馬のRAMONE PUNKバンド、DEWEESの2024年リリースとなる3曲入り音源。活動20周年記念の周年イベントにてリリース。

一曲目の“WISH WE COULD SEE RAMONES EVERYDAY(毎日ラモーンズ)”は新ベーシストのTD DEWEEことTommyさんの若かりし頃の甘くも不器用な恋を題材にしたと言う一曲。イントロ部分がRAMONESの”Merry Christmas (I Don’t Want To Fight Tonight)”を彷彿させる始まりに加えて、メローな雰囲気と泣き泣きなサビにグッときますね。個人的な感想ですが、近年おじさんバンドマンにおじさんリスナーが心をグッと、時にキュンとさせられる曲に出会う現象があって、少子高齢化と若手POP PUNKバンド衰退問題に直面させられます。(アーメン) 

つーことで冬にぴったりな曲やな〜なんて思っていたら2曲目となる“Don’t Go Surfin’”は前作で衝撃をくらったジョナサンに続いて”これぞ!“と言わんばかりのDEWEES節炸裂なポッパンチューン。これライブで初めて聴いた時に「うわっ!またスゲー曲出てきた!」と持っていた酒をかっくらったもんです。(ただの酔っ払い)

サウンド的には90年代のあの頃のTHE MANGESやTHE QUEERSのような8ビートのRAMONE PUNKなのですが、個人的には60年代〜70年代のPOWERPOP(?)的な匂いがプンプンしてるのですが、知識と語彙力なくて上手く説明できません。

北欧のスウェーデンからは極寒の中でもサーフィンへの憧れ(?)からか、Sonic Surf CityやHawaii Mud Bombersなんか出てきたわけですが、ここは四季折々の日本。海の無い群馬県はマリンスポーツの季節にサーフィンがやりたくてもできない!と言う哀愁と反骨精神がそのような雰囲気と勘違いさせてくれたのでしょうか…? 

とは言いつつもCharlie and the Hot Wheelsの”想い出のオレンジ・カウンティ“のような世界観が私はリンクするんですよね。「サーフィンなんていかねぇ!!」と言ってますが、夏にもってこいっしょ!

そして最後はMODERNETTESの”Barbra”のカバーを収録。前作収録のカバー曲同様、DEWEESのオリジナル曲のメロディが良いからこう言う曲やってもビシッとハマるんですよね。(同じこと言ってる)

以上。私のレビューなんてどーでも良いんですよ。もうジャケからカッコいいっしょ。買って間違いないし、ライブもカッケェから。新生DEWEESの勢い止まらず。是非とも要チェックで。



つーことでライブ情報はDEWEESツイッターアカウントをドンゴーサーフィンして要チェックで。