HARD-ONS / I’M SORRY SIR,THAT RIFF’S BEEN TAKEN
オーストラリアの生きる伝説HARD-ONSの2021年最新アルバム。
まず今作の情報をFBで見た時は意味がわからんかった。前作で復活を遂げたオリジナルメンバーでボーカルのKeishがいなくて、ゆってぃの衣装みたいなのを着た知らない長身のおじさんが一緒にアー写で写っていたからだ。僕は「まぁ、ゲスト迎えてのなんかの企画ものなんだろう」くらいに思っていたが、色々とわかってくるうちにHARD-ONSの正式メンバーとしてロジャーと言う男が加わったと言うのを知った。
「ロジャー!!……って誰!?」
そう思って調べてみたら出てきた。YOU AM Iと言うバンド。
「YOU AM Iのロジャー!!??……って誰!!??」
私が無知のため全然知らずで申し訳なかったですが、オーストラリアはもちろんのこと、ここ日本でも人気のあるベテランロックバンドのボーカル。ではなぜこうなったかと言うとKeishは不祥事によりバンドを脱退したようで、バンドのファンであったロジャーが加入しての新生HARD-ONSとして動き出したと言うこと。
色々とある中で尚も活動を続ける彼ら。音源を聴いてビックリしたのがめちゃくちゃカッコいいじゃないか!と言うこと。ロジャーのボーカル力はもちろんのこと、サウンドは変わらずのHARD-ONS!この二つが違和感なくガッチリ噛み合っている。それは一曲目の“Hold Tight”を聴いた瞬間からそう思えたし、続く”Fucked Up Party”の疾走感ある曲を聴いてもニヤリとしてしまうものだった。
御託(ごたく)や偏見はいらない。
HARD-ONS好きなら今作ももちろんマストバイ。例え一発で好きにならなくても絶対来る時がくるはず。今後の彼等が楽しみだし、このメンツでのライブも観てみたいよ俺は。