この話から俺はトレードにおいて、リスクを受け入れることの本当の意味に気づくことができた。
斉藤さんの「地球が天国になる話」という書籍(CD付)の中で出てくるお話です。
私たちの心の中には悪徳裁判官が住みついています。
ある人が殺人を犯して捕まったとします。で、裁判で懲役15年の刑に処され、刑務所へ入ったとします。そして15年後、刑期を終えて、出所したところまた捕まってまた刑務所へ入りました。さらに15年後、刑期を終えて出てきたところで、また捕まって刑務所へ…。これはちょっとおかしいよね。犯した罪は償ったのに、また捕まって刑に処される。無実の罪にも関わらず、裁かれてしまう。
これが悪徳裁判官なんです。
なんのこっちゃ?と思うかもなんだけど
この話、
「悪徳裁判官⇒潜在意識」
「最初の殺人の罪⇒幼いころにイタズラして親に怒られたこと」
に置き換えて見るとわかりやすくなるんだ。誰でも学校で先生に怒られた時や、仕事で失敗して上司に怒られたりすると心の奥からモァ~とした嫌~な気分になったことがあると思う。そのモァ~とした感じがストレスや怒りを発生させたりするんだ。
ちょっと、ここで考えて欲しいんだけど、最初に失敗したり、間違えてしまうのって、仕方のないことだよね。だって子ども(幼児)とかは最初は知らないんだもん。それがいけないことや間違いだって。仕事だってうっかり失敗しちゃうことってあるよね。
だから最初の間違いや失敗っていけないことじゃないんだよ、でもなんでか知らないけど、気分は嫌~な感じにさせられちゃう。
これは子どものころ、親や先生から何度も何度も怒られた時に感じた嫌な感情が潜在意識にしみ込んでいて、間違いとかをするとそのときの感情が瞬間的に思い出され、同じように嫌な気分にさせているんだ。
大人になって今振り返ってみると、親や先生も完璧な人間じゃないんだよね。だから、大人になって今思えばそれは間違ってるだろ?とか不合理だよな?ってことで怒られたこといっぱいあると思う。彼らだって未熟なんだから仕方ないんだ。
でもそのときに感じた嫌な感情は依然として潜在意識化で矢のように突き刺さったまんまになってるんだ。
つまり間違ったり失敗しても仕方のないこと(無実の罪)でも嫌な気持ちにさせてしまう(刑に処される)潜在意識(悪徳裁判官)が私たちの心の中にはいるんだ。
トレードにおけるロスカットを考えてみて欲しい。今回の地震による瞬間的な円の急騰みたいなことは決して事前にはわからないことで、何でもおきうる世界で資金を守るためにはロスカットは悪いことではないんだよ。間違いじゃないんだよ。
トレードを始めたころ、「ちゃんとロスカットするために「逆指値注文」を入れているんだから、リスクを受け入れている」って、最初は俺も思い込んでたんだけど、この悪徳裁判官の話を聞いて、実は本当の意味では受け入れてなかった。
よぉーく監視するとロスカットしたときに、俺の中の悪徳裁判官がひょっこり現れて、嫌~な感情にさせられていたんだ。
ロスカットを連発するとそのたんびにこの悪徳裁判官が嫌な気持ちにさせるもんだから、もう辛くなっていつかは逆指値注文を解除させてしまう。順張りトレーダーならレンジ相場で連敗してしまう可能性は十分にあるしね。
駆け出しのトレーダーが一度は必ずやらかすミスがこれだ。俺も何度かやらかしたミスだ。
トレーダーとしてやらなければいけないのはこの悪徳裁判官の存在に気づいて、こいつをなんとかしないといけないんだが、その辺の話はまた今度にします。
リスクを受け入れていると思っているそこのあなた。もう一度自分の心の奥を監視して、悪徳裁判官が顔を出していないか、じっくり確かめてほしい。
悪徳裁判官の箇所以外にも、自分を責めてしまう人、自己評価の低い人、コンプレックスで悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい内容の本になっている。
