色んな想いがありました。
その中でも、ある程度時間の制限なくお客様と向き合いたいという想いが強くなったのです。
サロンにいると、言い方は悪いかもしれませんが、流れ作業的な感じになってしまうところがあります。
予約を沢山取るには、ギリギリの時間で準備をして次のお客様を迎えることになります。
それも致し方ないのですが…
ただ、身体の悩みや質問等、ゆっくりお話がしたいという方も多く、我々もその気持ちにお応えしたいわけですが、そうもいかないのが現実で…
そこはプロなんだから割り切りなさいと言うオーナーの考えもわからないでもなく…
楽しかった毎日が、葛藤の日々に変わりました。
このままではいい仕事ができないと、退社を決断。
その後のことは何も決まっていませんでしたが、後悔は全くありませんでした。
現在、ここまでたどり着くのに、相当な回り道をしたかもしれませんが、今ではいい経験をさせていただいたと感謝しております。
そして、この仕事は技術だけだはないと思っております。
例えマッサージの腕はピカイチでも、こわ~い顔した人が出てきたら…
ぶっきらぼうな受け答えしかできないセラピストだったら…
私は二度と行きません。
マッサージの上手い下手より大事なものは、お客様の気持ちに寄り添う心なんです。
少しでも楽になってほしい、心休まる場所を提供したい等、なんでもいいんです。
そんな想いは接客に現れ、お客様にも伝わると思うんです。
マッサージ中、ゆっくり休みたい方もいらっしゃれば、おしゃべりして楽しく過ごしたいという方もいらっしゃいます。
その方その方に合わせた接客が何より大切なんです。
どんなに疲れていても、どんなに忙しくても、ここへ来ると忘れられるんだよね…
そんな存在になれるよう、日々精進

常に、今の自分が目指していた場所になれるように…