【281】三原に戻ってひと休み | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【280】からのつづき


西条駅の上りホームに降りると、こんな表示が。

次に乗る普通列車糸崎行きの前に貨物列車が来るということが分かるが、発車予定時刻が6時間ほど前を示している。

前日からつづく九州を中心とした大雨の影響らしく、関係者のご苦労に思いを致していると、件の貨物列車が中線に到着。

広島から岡山方面に向かうには、途中の瀬野~八本木間に続く長い上り勾配、通称「セノハチ」が控えていることから、先頭の機関車で牽き最後尾の機関車が押す「プッシュプル運転」 が行われているため、貨車の後ろに電気機関車が連結されている。

すでに目の前の貨物列車はセノハチを越えているので、西条で最後尾の機関車(後補機)を切り離し、貨物列車本体は岡山方面に向けてすぐに発車。後補機もすぐに広島に戻って次の助太刀に就かねばならないのか、貨物列車とは反対方向に出発していった。

やってきた普通列車糸崎行きは、この旅5回目の227系6両編成で、前日は日没後に通った西条~三原間を、今回は景色を眺めながら移動。

三原駅に着き駅構内の案内所に立ち寄って、夜に1杯やれそうな店を尋ねてから観光マップをもらい10分ほど歩いてこちらへ。

朝に尾道で地魚とともにいただいた日本酒「醉心」を醸す醉心山根本店さん。


先ほどの案内所で今日は定休日だと教えていただいていたのだが、山陽本線の車窓から「醉心」の看板を何度か目にしていたので訪れてみたかった。


蔵の前に置かれたガラスケースの中には「季節限定品」のシールが貼られたひやおろしや、「超限定」のラベルを下げた無圧搾り純米吟醸などが並んでおり、定休日なのが惜しまれる。

機会があれば再訪しようと思いながらホテルに戻り、尾道と西条を歩いて疲れた足を休ませて、夜の1杯に備えた。
(つづく)