【175】三鷹人道跨線橋 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【174】で寿命の話をしたが、役割を終えることと、姿を消すことは意味が違うのだという当然に気付かされる風景が、今月に入って通勤経路上の車窓に展開されるようになった。


2022年7月にこのブログでも紹介した中央線三鷹~武蔵境間にある三鷹人道跨線橋。

前に紹介した時点で取り壊しが決定していたが、具体的な時期については未定となっていた。


それが今月に入って、現場付近に大きなクレーンが設置され、気付くと北側の線路脇に跨線橋で使われていたワンブロック分の鉄骨フレームが置かれるようになった。

撤去作業は線路の南側から進められているようで、下の写真の鉄骨フレームには「5」「6」の表示板が付いていることから、三鷹車両センターの5・6番留置線を跨ぐ位置に架けられていたようだ。
この場所で搬出しやすいサイズに切断され、しかるべき場所に運ばれるのだろう。

太宰治も愛したという三鷹人道跨線橋。
鉄骨造りの特徴あるシルエットはもうすぐ姿を消すが、跨線橋から見た夕暮れ時の景色は、心の中でいつまでも色褪せない。