【125】駅ハイでタマブラ③ | 酔いどれパパのブログ

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【124】からのつづき


南多摩駅からは南に針路を変えて、多摩川を背に多摩丘陵の北端にあたる坂を登る。

マップに従って川崎街道を渡り、細い坂道を進むと、3番目の駅ハイポイント「大丸城跡」に到着。

多摩ニュータウン開発時に発掘された中世の城だそうで、すぐ近くの川崎街道を息子とサイクリングで通ったことがあるにもかかわらず全く知らなかった。

コースを考えてくれた駒沢女子大学の学生さん、知らなかった城跡に導いてくれてありがとう、と感謝の気持ちを抱きながらマップに従って歩くと、次の駅ハイポイントである城山公園の入口までは5分ほど。
海抜約40メートルの南多摩駅から約90メートルの向陽台まで、駅ハイのタイトル通り紅葉を眺めながら公園内の坂道を進む。
多摩丘陵をタマブラするのは5月の町田・七国山以来で、落ち葉と土の匂いに、長く暑かった日々が去ってハイキングシーズンになったことを感じる。

ちなみに5月のタマブラの話はこちら。

城山公園を抜けると、そこは住宅の並ぶ向陽台で、交番や郵便局もあり系統数が減りつつある小田急・京王共同運行の路線バスを待つ人の姿もある。

住宅街を10分ほど歩きマップに従って野球場の西側を南に進むと、第5ポイントの「くじら橋」で南多摩尾根幹線道路(通称オネカン)をまたぐ。
オネカンは、東京オリンピックのロードバイク競技のコースにもなった自転車乗りには有名な道路で、息子もオリンピック開催直前に友人と走りに行って転倒し救急搬送されたことを思い出す。

オネカンの南側を西に進み、再び住宅街エリア歩いて、マップの説明に従って「誰かみてるぞ」の看板のあるY字路を右に進む。

ここに限らず、通ってきたコースには「防犯カメラ作動中」などの看板がそこここに掲示されていて、何となく落ち着かない。

竹やぶ脇の坂道を下り、武蔵野貨物線の高架が見えてくると、コースの中間地点にあたる第6ポイントの妙見寺さんはすぐ近く。
妙見寺さんの隣にある妙見宮さんを先にお参りすることにして、紅葉を眺めながら参道の階段を上がりつつ、時折振り返って景色を眺め足を休める。


1703年に建立され稲城市の文化財に指定されている妙見宮さんにお参りして、駅ハイ参加を通じて未踏だったエリアを歩くことができた幸福に感謝を捧げ、帰りは階段ではなく坂道を降りる。
妙見寺さんにも手を合わせてから、さらに坂を下って京王相模原線の線路をくぐると、下校の小学生が次々現れてにぎやか。

まだ駅ハイコースの中間地点だが、小学生の下校時間にリュック姿で迷い歩くのは不審者のようで気がひけるので、今日のところはここで終了。近くの稲城駅から乗り込んだ京王線を調布で乗り換え、府中の磯吉に入って生ゆずサワーで喉を鳴らした。