【121】立川でさらしな | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【120】からのつづき


小仏からチャリで家に戻り、シャワーを浴びてから中央線に乗り込む。


数日前に「新そばの季節だから近いうちに軽く手繰るべぇ」と息子を誘うと、「さらしな食べたい」とのことだったので、麻布十番の更科堀井本店を訪ねようかと考えたが、調べてみると立川の伊勢丹に更科堀井が入っているらしい。


数年前に独り本店を訪れた折には、板わさや鳥焼(鶏の照り焼き風をこう呼ぶ)で熱燗をやってから、そばを手繰るゆったりした時間を過ごしたが、デパート内のそば屋でおじさん独りそれをやるのは勇気を要する。


2人連れなら「デパ中でそば前」を楽しむのも悪くなかろうと、立川で中央線を降りて伊勢丹のレストランフロアに上がると、10分ほど待ってから奥まったテーブル席に案内される。


息子は、さらしなと普通のそばが楽しめる2色盛りの天ぷら付き、私は板わさと季節の酢のものでビール中瓶。

(例によって食べかけの写真でスミマセン)

息子は2色のそばを食べ比べて「普通のそばの方が好きだな」とつぶやいている。いくつものそば屋を2人で巡ったが、藪系が多かったので息子はさらしな初体験。

やはり好みが似ているなぁ、と思いながら熱燗を追加して鳥焼を頼もうとメニューに目を通すが、見当たらないので低温調理の鴨ロースを注文。
箸を伸ばした息子は、「神田やぶの鴨うまかったなぁ」とのこと。

熱燗は酒蔵を訪ねたことのある会津の「名倉山」で、燗具合も程よくすぐにそばが喰いたくなって、さらしなではないもりを1枚。

サラッと手繰ってから会計を済ませ、ほろ酔い加減で中央線に乗り込んだ。