高崎で銘酒を愉しむ | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

(前ページからのつづき)


登利平で昼夜を兼ねたメシを済ませた後、傘が不要なぐらい弱い雨の中を5分ほど歩いて「銘酒 SALON  KOKORO」さんへ。


こちらは、渋川の「地酒屋 ぽん」のご主人のお知り合いが経営されている日本酒バーで、かつて「Japanese Bar 克」という同業態のお店が入っていたビルの2階にある。

克さんにも、やはり「地酒屋 ぽん」のご主人に教えていただいて1度訪れたことがあり、お任せで数種類の銘柄をいただいた後、日本酒に本格的に目覚めた当時初めて口にした「十四代 七垂二十貫」に至るまでの道程に感動した記憶がある。

現在は駅から少し離れた高崎市あら町に移転され「Japanese ber KATSU」として営業されているほか、高崎駅ビルのイーサイト高崎内に「choinomi KATSU」を運営されていて、午後1時から新幹線に乗る前などに日本酒を楽しむひとときを提供している。
KOKOROさんには初入店で少し緊張するが、今回は「地酒屋 ぽん」のご夫妻がご一緒して下さるので心強い。

約束の時間にお店に入り、予約して下さったぽんさんのお名前を告げると、SNSで何度もご尊顔を拝しているご主人が、1番奥のテーブル席をご案内下さる。

ほどなく、ぽん夫妻も到着され、まずはKOKOROのご主人ともご縁があるという土地の大分県佐伯市は大地酒造さんの「花笑み 純米」でスタート。続けて、広島は旭鳳酒造さんの「烏輪(うりん) 赤いからす 特別純米  無濾過生原酒」。
どちらも、ぽん夫妻にセレクトしていただいた初呑みの酒で、それぞれに違った個性でうまい。

ぽんのご主人とは何度も杯を重ねてきたが、奥さまとともに呑むのは初めて。2人のプロにいざなってもらいながら初めて味わう銘柄を注ぎ交わしつつ、KOKOROのご主人を交えた3人の専門家の会話を肴に呑む時間は何とも幸せ。

続いて、奈良は大倉本家の「呑鶴(どんづる)2019年度醸造 常温放置 無濾過生原酒」なる私好みの「変態酒」(もちろん褒め言葉です。意見には個人差があります)を経て、この日のクライマックスとも言える愛媛の「梅錦」1991年醸造長期貯蔵純米原酒を、開栓したてのものと数日置いたもので呑み比べ。
私の好みは開栓直後だったが、数日置いたものも悪くない。

その後、熱燗を2種類呑んで高崎の夜を締めくくった。