スロースタート | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

緊急事態宣言が解除されて、人の動きが戻ってきた今日この頃。

解除に浮かれた訳ではないけれど、過日、大田区内で久々に銭湯訪問の機会に恵まれたので、日常生活に向けスロースタート。
訪れたのは、蒲田から東急の支線にひと駅乗った蓮沼駅より歩いて2分ほどの「はすぬま温泉」。

2010年にスタンプラリーで訪れたが、2017年にリニューアルされており、エントランス周りが見違えるほど変化している。

何でも大正ロマンをコンセプトに道後温泉をイメージしているということで、随所にはめ込まれたステンドグラス風意匠が目をひく。
夕刻とあって、それなりに賑わっており、洗い場も3割程度が埋まっている。
湯船は、浴室の中央に3種類が設えられ、炭酸風呂もあるが、浴槽に入ると洗い場からの飛沫(しぶき)が降り注ぐことがあるので、少々落ち着かない。

洗い場の使用状況を見ながら浴槽を変えつつ、体をほぐして久々の入浴を味わう。このところ、帰宅したら即シャワー、の生活様式を遵守していたので、自宅でもバスタブに浸かることはなかった。

さっぱりして風呂を後にし、駅から銭湯に向かう途中で見かけた居酒屋「えん大酒樹(えんだいしゅき)」さんに入店。
入り口に近いカウンター席に座って、クラフトビールでお通しのプチトマトキムチと里芋のローストをつまみ、久々の開放感を噛み締める。

いぶりがっこチーズとビールのお代わりをお願いして、さらに心の開放感を広げつつ、お店の方との短い会話の中から、昨年5月に開店したことやカウンターの中のお2人はお母さんと息子さんであることなどを教えていただく。

SNSでお店のことを発信すると料金が割引になったり、お店のカードにLINE、Twitter、Facebook、InstagramのQRコードが印刷されているなど、情報発信に熱心なのは息子さんのセンスとアイディアだろう。

クラフトビールや日本酒にママさん自慢の料理の数々を合わせるのがおすすめのようで、店内のあちらこちらに日本酒の瓶やラベルがディスプレイされている。

あまり長居ができないが、久々に日本酒を吞みたいと思ったので、いぶりがっこチーズに合うお酒をお願いすると、長野県岡谷市は豊島屋の豊香(ほうか)純米吟醸金紋錦が供された。

しっかりした金紋錦は、いぶりがっこチーズによく合い、もう一杯吞みたくなるが、帰りのことを考えて、今日のところはお会計。
レシートに記された「またのご来店、雄町しております」の酒米ギャグにひと笑い取られてから東急池上線に乗り込み、帰路に就いた。