今シーズン2回目のスキーに行こうと企てていたその週末~月曜日は時ならぬ高温と降雨で中止せざるを得なくなり、代わりにあてもなく家族でドライブに出た。
昼前に豊洲を出発したので、まあ片道100キロくらいかな、なんて考えながら首都高湾岸線西行きを走る。いつものパターンなら横横へ進み朝比奈で降りて峠を越え、鎌倉で一服してから134号で江ノ島、てなところだが、今回は保土ヶ谷バイパスに進路を取り横浜町田インターから東名に乗った。
途中、足柄サービスエリアに寄ると、あちらこちらにアニメ「エヴァンゲリオン」にちなんだ展示が。私はアニメに無知なので、どういう意図なのかはわからないが、最近のサービスエリアのアミューズメント性には目を見張るものがある。

足柄を出発した時点で13時を過ぎていたので、清水で寿司、のプランは捨て御殿場インターで下道に。
箱根に入り、ひと風呂浴びてから小田原に下りる。
大河ドラマ「軍師官兵衛」を見て以降、戦国武将に興味の湧いた長男と、武将じゃなくて戦隊ヒーローに夢中な次男とともに、天守閣が現在工事中の小田原城を散策。
天守には上がれないが、併設された「小田原城歴史見聞館」に入り様々な展示を通じて、歴史のお勉強。折しも大河ドラマ「真田丸」は、小田原攻めに向けてストーリーが進んでおり、長男はじっくり学んでいる。
城を後にする頃には夕刻にさしかかっており、清水で寿司を喰うつもりで楽しみにしていた息子に代案として、小田原市内にある「だるま料理店本店」を提示。半年前に同店で寿司を食べて満足した息子は快諾。
だるま料理店は、明治26年創業の老舗で登録有形文化財に指定されている唐破風入母屋造りの趣ある建物は、大正15年に建てられたもの。

1階奥のテーブルに座り、長男は寿司と天ぷらのセット、私は地物の魚を使った「相模寿司」と熱燗、次男はお子様弁当、カミさんは天丼定食。
本日の「相模寿司」は、ヒラメ、金目鯛、スズキの握り各2貫と、それらの身の切り落としを叩いて巻いた海苔巻き。白身好きの私には嬉しい内容で、これで1800円はお値打ち。
相模寿司に限らず、こちらのお店はきちんとした料理を出す老舗にも関わらず町の食堂並みのお値段で、小田原の方がうらやましくなる。
一杯やったので、帰りのハンドルをカミさんに預けて後席で長男と北条氏の話などしていると、湘南にチラチラ雪が舞ってきた。