松尾芭蕉の謎を解きながら、江戸という時代を考察する『江戸から学ぶ』




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それにしてもリモート講座が簡単に取れるようになったのはコロナのおかげ。ありがたい😊


芭蕉はもともと三重県の農家の出身なそうな。

江戸に出てからは日本橋に居を構え、ある女性と同棲していた。三重から連れてきた16歳の甥も一緒に住んでいた頃、水道工事の仕事をもらう。当時は句を読んではいたが、さほど有名ではなく、弟子も多くなかった為、お金になるこうした仕事もしていたらしい。

(因みに、俳人たちは弟子の作品を添削する事でお金をもらっていた。当然、大先生になればなるほど添削料金が高くなる)


水道工事の仕事で4年ほど家をあけていたら、なんと、同棲していた彼女が16歳の甥と駆け落ちしてしまう。落ち込んだ芭蕉は日本橋を出て、深川へ引越してしまった。


芭蕉さんには悪いけど、やはりアーティストはこうでないとね。人生の様々な局面を乗り越えてこそ、作品に味が出る、みたいな。


それに、奥さんなり、女がいたら、そもそも東北に行かなかったかもしれないし、すると、岩に染み入るセミの声だって、ツワモノどもの夢の跡も生まれなかった。



引っ越した先 ↓


            東京都江東区HPより



この絵を見ると、ちゃんと芭蕉の木も書いてありますね。ここにいる間に、弟子にもらった芭蕉を庭に植えたところ、たいそう大きく育ったらしく、彼は自分の名を芭蕉に変え、家も芭蕉庵とした。(それ以前は桃青などと名乗った)

ここが、おくのほそ道の出発点なわけですね。



全3回の講座。

次回も楽しみ❤️