タイの新しい航空会社が、

世界で初めてニューハーフの乗務員さん

を雇用して話題になっている。


考えてみれば、いつもは綺麗で物腰も

柔らかいけど、いざというときには

男だけに力も強く頼りになるかも。


さて、タイという国はニューハーフの天国

と言われているが、以前タイに行ったとき、

普通の男性が苦労している現状を目の当たりにした。


てんてんと友人K子はバンコクからアユタヤまで

日本語の話せる添乗員さんがついたツアーに

参加した。参加者は他にいなかったため

アユタヤまで向かうバンの中には

通訳のタイ人女性と若い男性運転手、そして我々

二人だけ。


2時間くらいだったかでアユタヤに到着し、

像にのったり遺跡を見たりして過ごし、

さて、帰ろうかとバスに乗り、1時間ほど

走ったところでトイレ休憩となった。


休憩が終わりバンに戻って再び

走っていると、どうもK子の様子がおかしい。

聞いてみると、「さっきの人と運転手が違う」

と言う。ルームミラーで確認してみると、

確かに違う人が運転している。


では、先ほどのトイレ休憩のときに

運転手が交代になったのか?

どこかの駅で電車の車掌さんが

交代するみたいに・・・

いやいや、そんなはずはない。

どう考えてもこのツアーは一日

一本しか出ていないし、さっきの運転手を

あのへんぴな休憩所に置いてくる

とはどうも考え難い。


バンの後ろで二人で考えてもらちが

あかないので、通訳のお姉さんに

聞いてみた。


すると、彼女は爆笑しながら、

「さっきと同じ人ですよ~。」

「でも、顔が違うんだけど・・・」

すると、通訳さんから話を聞いた

運転手さんが、

「さっきの休憩所で、眉を太く描いたんだよ」

と言って、黒マジックを見せてくれた。


つまり、若い運転手兄さんは、もうすぐ

バンコクに近づくというので、

自分を男らしく見せるために、

眉を太くした、というのだ。

「俺はニューハーフじゃないぞ、

普通の男子だ」ということを

アピールするために。


タイの普通の男性って、大変なのね。


それにしても、味付けのりを目の上に

貼ったようなその直筆眉、

男らしいというよりは、コントになってるんですけど・・・