13日、父の納骨が無事に終わりました。


朝の9時に霊園で石屋さんと待ち合わせをして

てんてんを始め、母やいとこの兄たちが

骨壺を埋める。スコップで穴を掘り、骨壺を入れて

手で一人ひとり土をかける。


と、そこまでは順調。

てんてんが驚いたのは、この後、

いっぱいまで土をかけたと思ったら、

石屋さんが、その上に立ち、足でぐいぐい

と踏み始めた。

「え?」と、自分の目を疑った。

踏んじゃうんだ・・・・


そして、その上にいわゆる墓石を

乗せた。すると今度は誰かが、

「あれ?亡くなったおじさんは25代

じゃなかった?我々が26代だろ?」と。


確かに。金さんの家系は脈々と受け継がれ、

父の代が25代。てんてんの代が26代目。

なのに、父の墓石には「26世」の文字が。


すると、また別のいとこが、

「ちょっと待てよ生年月日も、これでいいのか?

隣の人よりも生まれた年が早いけど」と指摘。


隣の墓石は父の兄のものなので、墓石の

生年月日が正しいとなると、兄弟の順番が逆

ということに・・・。


今度は母が、「健の字に、にんべんが付いてない」。

墓石には、亡くなった本人の息子や娘、孫の名前なども

入れるのだが、てんてんの弟の名前の中に「健」の

文字があるのだが、その健が、「建」の字になっている

事実を母が発見。


明らかに石屋さんのミスなのに、石屋は

へらへら笑って、「今日の式典には間に合わないから

また今度新しいのを作ってもってきますよ」

的なことを言っている。


だいたい高校の文化祭じゃないんだから、

墓石の内容が間違っているなんて・・・

掘る前に確認をしっかりしなさいよって話。

職人魂ってものが韓国人にはなさすぎる。


でも、韓国人て偉いな、と思うこともある。

おじさんの納骨だといって集まったのが

20人以上。皆、3時間以上も車を飛ばし来てくれ、

そして毎年チュソックと呼ばれる、日本でいえば

お盆の時期には必ず家族が集まってお墓詣り。

我父も、毎年こうして皆に来てもらえるので、

やはり、分骨して良かったな、と思ったてんてんでした。


さて、日本でのお墓詣りにはお花と線香とお水は

セットですよね。逆に、それさえあれば・・

みたいな感じですが、韓国では墓石を洗わないので

お水もいらない、お花も供えないし、お線香もあげない。


その代わりにご飯と、お魚やお肉、果物と、お酒が欠かせない。

墓石を水で洗わない代わりに、お酒で清めるらしく、今回も

相当の量のお酒、正確にいうと焼酎でしたが、お墓の周りに

まきました。


焼酎で思い出したけど、今回の旅行で、

「ハイト」という焼酎にであった。

「チャムシル」よりも甘みが少なく、美味しい!

日本で購入が可能かどうかは分かりませんが、

旅行に行く機会があれば、ぜひお試しあれ!