閑話休題〜賢太郎さん、引き際まで美しすぎるよ… | 「劇場放浪健忘録」

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主に舞台観劇の感想を書いてます(^-^)

ラーメンズ 小林賢太郎が引退

 

「えっ…!」

 

流石に手が止まった。

 

かといって、すっごいショックだったかっていうと

 

そうでもないんだよね。

 

本人からのメッセージ読んでも

 

賢太郎さんらしいなというか、

 

納得してしまった(笑)

 

何気に「賢太郎さんらしい」と書いてしまったが、

 

実際には、私は「小林賢太郎」という人を知らない。

 

舞台の上の人としてしか知らない。

 

舞台の上にさえ居てくれれば良い人だった。

 

それだけで素晴らしい人だった。

 

それ以外のコトについてはどうでも良かった。

 

私が「賢太郎さんらしい」と思い、納得するのは

 

私が思う理想型を具現化してくれてるからかもしれない。

 

 

初めてポツネン氏見たのが

 

「2010年 SPOT」だったから、

 

もうあれから10年経ってるのか。

 

このブログの前身を始めたきっかけでもあり、

 

私が、観劇を始めるきっかけでもあり、

 

それよりなにより、

 

当時、

 

「なんか、なにもかも別にどうでもいいやー」

 

な感じで生きてた私に喝を入れてくれた作品で。

 

あの時、あの舞台に、

 

あのポツネン氏に出会ってなかったら?

 

たぶん、今の私はいないだろうな。

 

あのまま、どうでもいいやーな人生を送ってたかもしれない。

 

 

初めてポツネン氏を見たときのあの衝撃は

 

今でも忘れられない。

 

世の中に、こんな凄いものがあるのか!

 

こんな凄い人がいるのか!

 

ああ、楽しかった!面白かった!

 

もっともっと、こういうの観たい!

 

だから、だから頑張ろう!!

 

つまり、そういうこと。

 

今振りかえって改めて思う

 

エンターテインメントの凄さ。

 

不思議なことにさ、

 

「作品に恥じない客になろう」なんて気にさせられるの。

 

それが、向上心につながる。

 

生きがいにつながる。

 

 

今年はお家時間があったので、

 

色々と整理したのよね。

 

フライヤーとか

 

Live POTSUNEN 2011 『 THE SPOT 』は

 

トータルで12公演行ったハズ

 

震災とか公演中止とか諸々あって、

 

振替公演とか諸々あって、

 

トータル12公演。

 

どっぷりハマってた時期(笑)

 

ポストカードとかね

 

DVD、Blu-rayももちろんo(^-^)o

 

そして、今年の「うるう」の戦利品

向かって左から、 

2011〜2012年の「うるう」

2015〜2016年の「うるう」 

2019年〜2020年の「うるう」

 

ずっと待ってた!!

「うるう」のBlu-ray

サントラ「うるうの音」

徳澤青弦さん

 

そして、コレ。

買っておいて良かったなー。

スタジオコンテナ通販で販売してたグッズセット

 

 

観劇を始めたのも、

 

賢太郎さんみたいな人、もっといないかな、

 

こういう感動をくれる人、もっといないかな。

 

そんな思いからだった。

 

で、残念ながら、今のところ小林賢太郎以上の人はいない。

 

っていうか、上とか下とかじゃなくて、

 

小林賢太郎は唯一無二で別格で雲の上で神!(笑)

 

まあ、神かどうかはともかく(笑)

 

作品のクオリティの高さが、

 

この人の生き様なんだろうな。

 

客は、そういう所をきちんと感じ取っているし、

 

余すところなく感じ取りたい、

 

感じ取れるようになりたいと思ってきた。

 

それは、割とできるようになってきてると思ってるよ。

 

おかげさまで。

 

もうちょっと鈍い方が楽だったかなぁと思うコトもあるけど(笑)

 

 

 

 

「僕がコントや演劇のために考えていること」

 

作品作りについてだけではなく、

 

その考え方、姿勢、覚悟のようなものに

 

感銘を受ける一冊です。

 

たまに読んで、その度に謝りますもの(笑)

 

本に(笑)

 

「あああああ!すみません。甘えてましたぁ(T ^ T)」

 

 

「うるうのもり」

 

一人芝居「うるう」の共演者

 

マジルの視点から書かれたもうひとつの「うるう」

 

舞台と同じ場面で号泣する(笑)

 

 

あああ。

 

これ書いてたら、うるう観たくなってきた…

 

 

 

賢太郎さんのメッセージを見ると、

 

2020年で引退はずいぶん前から決めていたとのこと。

 

カジャラが最後の予定だったそうだけど、

 

コロナのせいで舞台はなくなり…。

 

不本意だったハズなのに、

 

来年まで

 

やっぱもうちょっと先まで

 

伸ばしちゃおうかなーって事も

 

できたかもしれないのに、

 

そんな無粋な事はしないで、

 

決めた事を、決めた通りに

 

粛々と進めていく。

 

 

美しい。

 

引き際まで美しすぎるよ…。

 

 

今年の「うるう」

 

行けるだけ行っておいて良かったな。

 

プレオーダーは落選しまくりだったけど

 

なんとか1枚確保し、

 

そのほかに年末当日券1枚ゲット!!

 

神奈川公演直前で、開放席分が突然発売、

 

3公演分を躊躇なく購入し(笑)

 

 

思えば、もうあの頃にはコロナの話は出てたんだよね。

 

マスク着用、アルコール消毒液ももう置いてあったんだもの。

 

私も、帰りに中華街に寄り道するのを諦めて

 

残念に思いながら帰ってきたんだっけ。

 

ちょっとずれてたら「うるう」も中止の可能性があったのか…。

 

そうならなくて、本当に良かった…。

 

 

 

今、ツイッタートレンド見ると

 

「芸能界引退 ラーメンズ 片桐仁 千葉滋賀佐賀 美大じじい」

 

千葉滋賀佐賀←(笑)

 

美大じじい←(笑)

 

 

いや、凄い人だね。

 

 

ショックではないんだけどねー

 

たまーに

 

「うるうが観たい!!映像じゃなくって、舞台で!生で!」

 

っていう発作的なものがあるから、

 

その時にクルかなーーー( ̄▽ ̄)

 

 

だけど、別に完全引退じゃないんだもんね。

 

「パフォーマー」としての活動はしなくなるよって

 

事なんだもんね。

 

舞台で会う事はもうないのかもしれないけど、

 

作品は作り続けてくれるんでしょ?

 

また、作品展みたいのやってくれないかな。

 

今まで以上に凝縮されたものが作られる気がしてます。

 

楽しみだね。

 

 

私の場合は、たった10年だったけど、

 

この10年で賢太郎さんからもらった

 

感動、感覚、感性、刺激、エネルギー、

 

全て私の中に残っています。

 

ポツネン氏のおかげで、私の人生変わった。

 

もちろん良い方へ。

 

感謝しかありません。

 

 

でも、でもここで終わるわけではない(笑)

 

これからも楽しみにしていますo(^-^)o

 

 

小林賢太郎のしごと