ENG第11回公演「ニンギョヒメ」 | 「劇場放浪健忘録」

「劇場放浪健忘録」

主に舞台観劇の感想を書いてます(^-^)

いく通りもの「究極の愛」が絡み合う物語。

 

ENG第11回公演「ニンギョヒメ」

 

もう、どれくらい前だったか

 

全く覚えてないくらい久しぶりの

 

池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER

 

モチーフは童話の「人魚姫」

 

なので結末を知っていると言えば知っているのだけれど

 

あのお話をもっと広く、もっと深く、もっと繊細にした

 

作品。

 

作、演出の福地慎太郎さんは、

 

人が見過ごしてしまうような、

 

もしくは、見て見ぬ振りをしてしまうような

 

感情、感覚を正面から捉えて具現化する、

 

そんな凄い方だと私は思っています。

 

ツツシニウムの4作品も全部拝見してますが、

 

どの作品も、心の中の隠しておいた部分に触れられた

 

そんな不思議な感覚になるものばかりでした。

 

このニンギョヒメも…

 

ネタバレはご遠慮くださいとのことでしたので

 

この辺で(笑)

 

全員が、それぞれに、形は違っても、

 

想う人がいて。

 

強く、強く想う人がいて。

 

その想いが強ければ強いほど悲しくて。

 

苦しくて辛い「究極の愛」

 

観終わって、決してハッピーな気持ちには

 

なれないけれど、

 

それでもとても美しいものを観た。

 

そう思いました。

 

幻想を見ているような不思議な感覚に陥る映像も

 

効果的に使われていて、美しかった。

 

ダンサーさん達もとてもハイクオリティ。

 

身体能力的にも、表現能力的にも。

 

ダンスそのものも、「ダンス」というより「舞」

 

芸術的で美しかった。

 

衣装も素敵。

 

テイストは共通してるんだけど、

 

ちょっとした色合いの違いで、

 

それぞれの立場や役柄の立ち位置を表現していた。

 

視覚的にも美しい。

 

そして、あの「青」

 

あの「青」は、私、凄い好きな色。

 

 

「泣ける舞台」ってのは割とたくさんあるけれど、

 

大抵は静かなすすり泣きが聞こえる程度なのよ。

 

でも、今日は客席のあちこちから

 

「本泣き」が聞こえてきてた。

 

 

森岡悠さんの、キラキラの笑顔、純粋さ、無邪気さが

 

物語のやり切れなさを際立たせていたように感じました。

 

石部さん、亜音さん凄いな。

 

あの、存在感と、感情の伝えてくる度合いの高さ。

 

とろろちゃん。

 

あんなに可愛いのに、可愛いのに、可愛いのに…(笑)

 

 

実は、この「ニンギョヒメ」の一部を、

 

昔、福地さんのワークショップ見学した時に

 

教材として見たことがあるのです。

 

もちろん、その時もらった台本も大事にとってある。

 

あの場面、こうなるのか!!

 

久保亜沙香さん、水崎綾さんの見事なコンビネーション。

 

テクニカル的にも、メンタル的にも非常に難しい役所。

 

 

他にもたくさん書きたいことはあるけれど、

 

まだまだ公演続くので、この辺で。

 

ネタバレしてないよね?(笑)

 

 

図師くんは、あの青、本当に似合うよね。

 

私の中では、あの青は

 

図師くんのイメージカラーなのですo(^-^)o

 

図師くんらしい、図師くんの良いところ、魅力的なところが

 

いいとこ取りな図師王でしたo(^-^)o

 

 

一般チケット発売開始1時間ほどで全公演完売。

 

ENGで、このキャストさんなら頷ける。

 

しかし、当日券は毎公演用意されるようです。

 

 

3月2日(月)まで、

 

池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER にて。

 

 

ENG公式サイト

 

ENG第11回公演

「ニンギョヒメ」

 

 

図師光博参加作品

劇団6番シード×自主制作映画チームProjectYamaken

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映画「ディープロジック」

 

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