冬も深まり、2月になると「なんとなく疲れが抜けない」「寝てもスッキリしない」と感じることが増えていませんか?
これは単なる「気のせい」ではなく、科学的に説明できる現象です。

寒さや日照時間の短さが自律神経に影響を与え、私たちの体と心のバランスを乱してしまうことが原因の一つです。
今回は、その「冬だるさ」の正体と、簡単にできる対策についてお話しします。

 


 

 体の内側から温める

寒い日は、食事でも体を温めることが重要です。

🔹 おすすめの温活食材
ショウガ(血行促進・冷え改善)
ネギ・にんにく(体を温める効果)
根菜類(ごぼう、大根、にんじん)(体を中から温める)
味噌・発酵食品(腸内環境を整え、代謝を促進)

おすすめレシピ

ショウガ入り味噌汁(体の芯から温まる)

根菜たっぷりのスープ(食物繊維も豊富)

 


7. メンタルケアも大事!冬の気分の落ち込みを防ぐ

2月は日照時間が短く、「なんとなく気分が沈む…」と感じることが増えます。

🔹 気分を上げる習慣
朝日を浴びる(セロトニン活性化)
好きな音楽を聴く(リラックス効果)
ストレッチや深呼吸で緊張をほぐす

特に、ホメオストレッチを取り入れると、自律神経のバランスが整いやすくなり、気持ちも安定します。

 


1. 2月特有の『冬だるさ』の正体とは?

① 冬の寒さで交感神経が過剰に働く

寒いと、体は熱を逃がさないように血管を収縮させ、筋肉を緊張させます。
この時、交感神経(活動モード)が優位になりやすく、慢性的な緊張状態が続くことで疲れを感じやすくなります。

特に2月は1年で最も気温が低い時期。寒さにさらされる時間が長くなることで、

交感神経が過剰に働き、副交感神経(リラックスモード)が十分に働かなくなるのです。

👉 こんな症状はありませんか?

  • 夜寝つきが悪い、眠りが浅い
  • 朝スッキリ起きられない
  • 肩や首のコリがひどくなる
  • なんとなくイライラする

これらは、交感神経の過剰な働きによる影響かもしれません。


② 冬季うつの影響

冬になると、日照時間が短くなります。
この影響で、脳内のセロトニンが減少しやすくなり、気分の落ち込みや疲労感を感じやすくなることがわかっています。

また、セロトニンの減少は睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌バランスを崩し、眠りの質を低下させる原因にもなります。

👉 こんな症状が出やすい

  • いつもより気分が沈みやすい
  • 何をするにもやる気が出ない
  • 昼間なのに眠い、だるい

これらの症状は、「冬季うつ」とも呼ばれ、特に日照時間が短い地域では多くの人が経験しています。


③ 運動不足と代謝低下

寒いと外出が減り、運動量が少なくなります。
運動不足になると、血流が滞り、筋肉が固まり、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。

特に、下半身の血流が悪くなると、冷えやむくみ、疲労感が増し、結果的に「だるさ」を引き起こします。

👉 さらに悪影響を与える習慣

  • 湯船に浸からずシャワーだけで済ませる
  • デスクワークやスマホ時間が増える
  • 運動する機会が減る

これらの要因が積み重なると、「寝ても疲れが取れない」状態に陥りやすくなります。


2. 『冬だるさ』を解消する5つのセルフケア

① 朝の光を浴びる

朝に太陽の光を浴びると、セロトニンが活性化し、体内時計が整うことで、夜の睡眠の質が向上します。

特に、起床後30分以内に自然光を浴びることが効果的です。
曇りの日でも十分な光があるので、できるだけ窓際で朝日を浴びる習慣をつけましょう。

🔹 ポイント

  • 朝起きたらカーテンを開けて光を浴びる
  • 10分〜15分、屋外を散歩する

② 深い呼吸で副交感神経を働かせる

寒さで体がこわばると、呼吸が浅くなり、余計に交感神経が活発になってしまいます。
そこで、意識的に「深い呼吸」をすることで、副交感神経を優位にし、リラックスモードに切り替えることができます。

🔹 簡単な方法(バランス呼吸法)

  1. 短く強く3回吐く
  2. 鼻から息を大きく気を吸って、
  3. 出来るだけ長く(15秒ぐらい)静かにゆっくり息を吐く

寝る前や、ストレスを感じたときに試してみてください。


③ 体を温める(免疫も強くなる)

体温が1℃下がると、代謝が12%低下するといわれています。
体を冷やさないことは、冬だるさを防ぐ重要なポイントです。

🔹 おすすめの温活習慣

  • 湯船に浸かる(39~40度のお湯に15分)
  • 白湯や温かい飲み物を飲む
  • 首、手首、足首を冷やさない(「3首といいます」を温める)

ホメオストレッチを取り入れると、自律神経のバランスが整いやすくなります。


④ 軽い運動で血流を改善

冬は運動不足になりやすいですが、軽いストレッチやウォーキングだけでも十分に効果があります。

🔹 おすすめ運動

  • 目覚めのストレッチ(寝起きに体を伸ばすだけでもOK)
  • 1日10分の散歩
  • 肩回し・首ストレッチ(デスクワークの合間に)

プチホメオストレッチもおすすめです。


⑤ 睡眠の質を上げる

冬だるさを解消するためには、「睡眠の質を上げる」ことが欠かせません。

🔹 ぐっすり眠るためのポイント

  • 寝る1時間前はパソコンやスマホ、テレビを見ない(ブルーライトが睡眠を妨げる)
  • 寝室の温度は適度に調整する(寒すぎると交感神経が活発になる)
  • 寝る前に軽いストレッチや深呼吸をする

まとめ

2月の「冬だるさ」の原因は、寒さや日照不足による自律神経の乱れや、運動不足が影響しています。
しかし、日常生活の中で少し意識するだけで、疲れを溜めずに過ごすことが可能です。

 今日からできる簡単セルフケア

  • 朝日を浴びる
  • 深い呼吸をする
  • 湯船に浸かる
  • 軽い運動をする
  • 寝る前にスマホなどを控える

これらを意識しながら、寒さに負けずに快適な2月を過ごしましょう!