酷暑の日が続き、8月の講師集合研修はオンライン研修に変更しました。
30年近く技術実習の研修を続けていますが、熱中症のリスクを
避けるために集合研修を中止したのは初めてのことです。
真夏の暑さを表現する言葉に、
酷暑、激暑、炎暑、猛暑、極暑がありますが、
一番過酷な暑さを感じるのは「炎暑」でしょうか?
最近はどの言葉が使われても違和感がありません。
人は体温近く気温が上がると体温調節の機能が
破綻してしまいます。
熱中症のリスクは33度位から急激に高まります。
脳や心臓などの臓器を守るために、
体の中心部を37度前後に保つ仕組みが備わっています。暑い夏は、皮膚の血管を拡張させて熱を逃がしたり、汗が蒸発する際の気化熱で体を冷やしたりする。
しかし、気温があまりに高いと、
むしろ熱が体に取り込まれてしまう現象が起きます。
熱中症は脱水症状から始まり、体温が高い状態が続くと、
神経や臓器に障害を引き起こして命にかかわることもあります。
子どもや60歳を過ぎると体温調節の機能が低下するため、
一層の注意が必要になります。