自分の意思を表現することに言語を発達させていきました。
そのため、人類は識別を強め、他者を攻撃する表現能力を高め、
いまや、言語は人を傷つける危険な武器となってしまい、
言語は必ずしもコミュニケーションの最良の手段ではなくなっています。
人間以外の生物は言語がなくともコミュニケーションが十分できています。
確かに、言語は思考の道具ではあるのですが、それを過信するのはすこぶる危険です。
言語以外の思考
私たちはこの危険を伴う言語をどのように考えればよいのでしょうか。
そのヒントに、人間は言語を獲得する前からすでに考えていたという
脳科学の知見があります。
つまり、赤ちゃんは言語獲得の前から、
いろいろ母胎の中で考えているというのです。
しかし、言語獲得とともにその能力は失われるリスクにあります。
身体の声を導くホメオストレッチ
言語以前の思考とは、作為のない身体感覚に依拠しています。
これは、人間本来の自然性から表現されるメッセージです。
ホメオストレッチを受けた時に感じる不思議な暖かい感覚は、
言語獲得以前の思考から生まれています。
言語獲得以前の思考の存在は、
認知の修正以前に私たちの身体感覚を呼び戻さなければならない証左なのです。