原因としては、環境や生活スタイルの変化、
負担や責任などのプレッシャーの増大にともなって起き、
挫折や失敗、叱責、批判といった否定的体験、孤立的状況などが誘因となる。
ストレスがかかると、ノルアドレナリンやドーパミンなどの
神経伝達物質が放出される。
これらの濃度が前頭前野で高まると、
神経細胞間の活動が弱まり、やがて止まってしまう。
ネットワークの活動が弱まると、行動を調節する能力も低下。
視床下部から下垂体に指令が届き、副腎がストレスホルモンである
コルチゾールを血液中に放出して、
これが脳に届くと事態はさらに悪化してく。
こうして、自制心はバランスを崩していく。