ワクチンの話題で落ち着かない

日々が続いているが、

子どもたちに、自律神経の働きが崩れ、

体を起こしたり立ったりする時に脳などの

血流が低下して発症する起立性調節障害が増加している。

小学校高学年から高校生に多く、

中学生の1割に見られるという報告もある。

そこにコロナ禍が加わり、症状を訴える子どもはさらに増えている

原因としては、体質的要因に加え、ストレス、疲労、環境の変化が

影響して起きる。

子どもたちの行動に問題が見られると、

すぐに心の問題だと決めつけるケースがあるが、

ストレスや疲労などの身体要因を疑う必要がある。

自律神経に問題が飽きると、

立ち上がったときに血圧が上がらないので、

朝起きることができない。

また、夜も眠れなくなり、

夜更かしなど生活リズムが乱れやすくなる。

その結果、けん怠感や抑うつ、イライラ、胃腸の症状も多発する。

思春期は自律神経のバランスが崩れやすいので症状が出やすく、

不登校になっている子どもの4割はこの問題だと言われている

起立性調節障害に一番大切なのは、

家族、学校関係者など周囲の理解。

そのうえ、今はコロナ禍で適応できない子もいる。

学校や家族は過度なプレッシャーを与えず、

個々に応じた配慮をする必要が望まれる。

症状を改善するには、

まずは、本人が安心して過ごせる居場所

(安心と保護・集団欲(関係欲))を満たし、」

自己肯定感を高めていくことがポイントになる。

もちろん、疲労やストレスの生理的な改善はいうまでもない。