島皮質は内臓を含む身体内部の状態をモニターし、
異変が生じたときに、それを意識化させる機能を
持つものと想定されている。
島皮質前部は嫌悪という感情のみならず、
心拍や呼吸といった身体内部の状態に関する感覚である
内受容感覚を意識する場合や、主観的に感情を感じる場合に
共通して、その活動が高くなることもわかってきている。
つまり、感情を経験するためには内受容感覚が重要な役割を担っており、
島皮質が大脳でその中枢として機能している可能性がある。
最近の研究では、島皮質が自己の身体状態を意識し、
意識や状況と組み合わせることにより、主観的感情を生み出している
と考えられる。
これらの島皮質の活動は、良導反応と深い関連性があることは
言うまでもない。
リラクセーションの大切な反応について、でした。