小さな変化に気づき、大切にする
カウンセリングにおいて、相談者の小さな変化、
特に良い変化をとらえることが大切になります。
表情や言葉、髪型や服装、日常生活の小さな変化など、
「小さな良い変化」を見逃さないようにします。
そして、その小さな変化を護り育てていくような気持ちで、
次の面会時にその変化がどうなっているのか、
引き出し、広げていくことが大切になります。
例えば、「最近、花の苗を植えました」と相談者が話したら、
次回の面談時に「植えた苗はどうなりましたか」とたずねてみます。
そして、どのような世話があるのか、
それを楽しんでいるかなどたずねることが、
相談者の生活への意欲を引き出していく機会にあることがあります。
疲労に気づく
日常生活を単純化すれば、
仕事(勉強)をする⇒疲れる(脳疲労)⇒休養する、
ということを繰り返していることになります。
しかし、このサイクルが、
仕事の量が増える⇒疲労が増加、蓄積する⇒眠っても疲れがとれない、
というパターンになることもあり、休養、睡眠でも疲労が取れず、
翌日に繰り越してしまいます。
そこで、カウンセリングでは、仕事の質と量、疲労の状態、
休養という点でチェックして、ホメオストレッチと合わせて
助言することが心身の回復を早めます。
しかし、ストレス初期症状として、疲労をうまく自覚できず、
そのために休養も取れず、疲労が蓄積して、
ポキンと折れるようにダウンしたり、再発する人が少なくありません。
そのような場合、アローバランスグラフを作成して、
ストレスや疲労を可視化することで、本人に気づいてもらうことが必要です。