地球は微生物に満ちている、
年間200万トンを超える細菌やウイルス、
5500万トンの細菌の胞子が降り注いでいる。
このような微生物は地表40キロ上空から
海面下10キロの深海底まで生息している。
彼らの多くは人間よりもはるかに古い歴史がある。
もちろん人間にもこの常在菌は人体のあらゆる場所に住んでいる。
これまで人体で見つかった常在菌は、
舌7947種、喉4154種、耳の裏側2359種、
大腸33627種(100兆個の細菌)、口の中には100億個、
皮膚には1兆個以上はいる。
人体を構成する細胞数の10倍以上、
つまり、数百兆になると推定される。
その総重量は1300グラムになるというから脳なみの重さである。
おへそにも2368の菌がいる。
大便の半分が腸内細菌またはその死骸であるといわれている。
中には日和見的に、普段はおとなしいが、
宿主が弱ってくると攻撃してくる油断ならないものも多い。
動物を宿主としているウイルス以外に、
人にもこれだけのウイルスや菌が存在することは
驚異という他ないが、ダークマターやダークエネルギーと
呼ばれるように、宇宙が何でできているか分からいことと同じで、
目に見える世界、意識的な世界は極々一部の
世界であることを知ることもできる。
潜在的能力の根源である脳幹を再活性化させて、
免疫を高めていくことに注目しよう。